10月23日に、今年の年末に放送される『NHK紅白歌合戦』の司会が発表された。「総合司会を内村光良さんが、白組司会を嵐の櫻井翔さんが、そして紅組司会を綾瀬はるかさんが務めます」(スポーツ紙記者)

 出演者にも注目が集まっているが、今年は“あの人”の出演が有力視されている。

「一部のメディアで、菅田将暉さん(26)が初出場枠に内定していると報じられました。彼は俳優としての知名度も高いですが、10~20代の若い世代を中心にミュージシャンとしても広く認知されていますからね」(同・スポーツ紙記者)

「破天荒な人物」とは

 菅田といえば、爽やかな好青年役から狂気をはらむ役まで演じ分けられることから、“カメレオン俳優”の異名をとる。映画やドラマに多数出演する彼が歌手デビューしたのは'17年のこと。

「主演を務めた映画『キセキ―あの日のソビト―』に出演していた横浜流星さんと成田凌さん、杉野遥亮さんと組んだ4人組の期間限定バンド『グリーンボーイズ』でCDデビュー。'17年6月には『見たこともない景色』でソロデビューを果たしました。今年7月には2枚目のソロアルバム『LOVE』を発売しましたね」(同・スポーツ紙記者)

 最近では作詞にも挑戦しており、アーティストとしての価値を高めているようにも思えるが、実は菅田にはひそかに尊敬している人がいる。

「今年3月に亡くなった萩原健一さんに憧れているんです。周囲には、“俺もあんなふうにたくさんの人を惹きつける人になりたい”と話しているといいます」(菅田の知人)

 萩原さんも生前、俳優と歌手の両方で高い功績を残していた。ただ、破天荒な振る舞いで世間を騒がせることも多かった彼は、菅田とはかなり遠いようにも思えるけど……。

かつての萩原さん主演の日テレ系ドラマ『傷だらけの天使』を見て、衝撃を受けたそうです。直接的な接点はなかったものの、その後、彼の曲を聴いて、ワイルドな色気やカリスマ性に感動し、憧れを抱くようになったとか」(同・菅田の知人)

 自分が生まれる前から活躍していた萩原さんだが、普段から彼の曲も聴いているという。

'75年の『お前に惚れた』や'79年の『大阪で生まれた女』などの曲はもちろん、'80年の『ぐでんぐでん』が特にお気に入りのようです。歌手活動をするうえで、参考にしているのかもしれませんね」(芸能プロ関係者)

 実際、菅田の楽曲の中には、彼の影響を感じさせるものがあって──。

「今年7月にリリースされたアルバムに収録されている『つもる話』という曲の中に、“ぐでんぐでん”という歌詞が何度も出てくるんですよ(笑)。2人の曲調は全然違いますが、なにか惹かれる部分があるのかもしれませんね」(同・芸能プロ関係者)

 “憧れの人”の曲をカバーする日も近い!?