「睡眠不足や睡眠負債など、睡眠に関する問題が注目されていますが、パフォーマンス向上のためには理想的な仮眠をとることも大事だと考えています。期間限定で開催してきた中で“また利用したい”との声を多くいただき、常時営業を開始しました」

「飲んだら寝る」で目覚めがスッキリ

 そう話すのは、「ネスレ日本」の広報を担当する村田敦さん。コーヒーでおなじみの「ネスレ」が運営する、お昼寝OKの施設『ネスカフェ 睡眠カフェ』(東京・大井町)があると聞き、取材に訪れたのだ。それにしても「コーヒー」といえば、眠気覚ましの代名詞。睡眠と矛盾しているように思えるけども?

「コーヒーにはカフェインが含まれているのはご存じですよね? “コーヒーナップ”といって、お昼寝前にカフェイン入りのコーヒーを飲むことで快適な寝起きを体験できるのです」(村田さん)

 実は、カフェインの覚醒作用がみられるのは摂取してから、約30分後であると言われている。これを利用して、コーヒーを飲んで20分ほどの短い睡眠をとれば、起きた後は頭と身体が活動モードになっているのだ。

純喫茶風の看板に迎えられる 撮影/渡邉智裕

 ならば、記者もお昼寝を、いや、体験取材しよう! 大井町駅近くのビル5階にある睡眠カフェの入り口には《これより先はお静かにお願い致します》の文字。みんな寝にきているのだから当然だ。そーっと受付へ。予約は電話ではなくインターネットが基本だが、空いていれば飛び込みでも案内してもらえる。

 コースは5つ。カフェイン入りのコーヒー1杯を飲み仮眠をとる、30分の「ナップコース」。60分~180分まで4つの時間を選べる「睡眠コース」は、眠る前にカフェインレスのコーヒーと、目覚めた後に通常のコーヒーが提供される。本格的に睡眠をとりたい人におすすめのコースだ。中には、平日の仕事合間ではなく、休日に眠りに来る人もいるのだそう。コースに迷ったら、カウンセリングを受けて適したコースを案内してくれるので安心だ。