さらに、近所の女性住民らを怖がらせる別の行為も。

「夏でも冬でもひざ丈の黒いロングコートを羽織っていて、早朝4~5時ごろ自宅前を掃き掃除しているんです。女性が通ると、コートの前をバッとはだけて、中はスッポンポン。パンツをはいていないんです」(近所の若い主婦)

※イメージ画は関係者への取材に基づく(イラスト/スヤマミヅホ)
※イメージ画は関係者への取材に基づく(イラスト/スヤマミヅホ)
【写真】下半身露出のイメージイラスト

 近隣住民らの話によると、被害者は女子中・高生から50代の女性まで。若い男性に見せたこともあり、コートを広げた姿などから一部で「バットマン」と呼ばれ警戒されていた。

 はだける前から、コートの下にすね毛むき出しの素足が見えているという。

 こうした露出行為についても「通報した」と話す住民がいた。

いくら母親が好きでも……

 約10年前に父親が亡くなると、姉も近所でひとり暮らしを始め、母子2人の生活になった。母親は最後まで息子を見放さなかったようだ。そんな母親遺体をなぜ埋葬しなかったのか─。

 前出の親戚は、

「おそらく、母親と離れたくなかったんじゃないか」

 と前置きして話す。

「アレ(孝一容疑者)はマザコン。いつも母親にべったりだった。母親は地元政界の家柄で育った世間知らずのお嬢さまで、息子を過保護にしすぎた。いっさい怒らず、可愛がるばかりだったから」

 近所の女性は、そんな母親の晩年の変わらぬ姿を見ている。

 ひと回り小さくなり足を悪くして杖をつくようになっても、息子と外出した。孝一容疑者はその耳元に何やらさかんに話しかけ、母親はフンフンと聞いてあげるポーズをとり続けていたという。

 親戚の男性は言う。

「いくら母親が好きでも、冷蔵庫でミイラにしてもなんともならんでしょうが。葬式はしていないし、火葬場代をケチったのかもしれないが、常識では考えられない」

 約6年間も冷蔵庫の中に入れられては、母親は成仏できなかったろう。没後までベッタリされてはたまったものではない。