テーマは『城咲仁 VS 城咲仁』

「今はYouTubeとかSNSといったいろんな表現方法や、独自のスタイルを打ち出したホストが増えたと思います。それはそれで、お客さんに選択肢があっていいんじゃないかと思いますね。

 あと、僕がいた14年ほど前と今とでは、お酒の値段がかなり違いますよね。僕の時代にはまだ100万円を超えるボトルなんてまずなかったんですが、今は300万円くらい値がついているボトルがあるみたいですし。そう考えると人数を抱えなくてもホスト個人としては売り上げは上げられるんでしょう。

 ただ僕は、そこは僕のいたころみたいに、ひとりの人に売り上げを上げてもらうんじゃなくて、たくさんのお客さんを楽しませたいと思っています。

 でもですね、僕は今、さっきいった理由で電話番号を消してしまいましたから、昔のお客さんたちの連絡先がひとつもわからないんですよ。だから営業が一切できないんです。もう、待つしかないんですね。そんなお客さんたちがニュースを見て、来てくれたら嬉しいですね。みんな、どうしているんだろう。子どもがいるかもしれないし、当時とは全然違う仕事をしているのかもしれない。ちょっと楽しみです。もちろん、新規のお客様もウエルカムですよ」

 ずばり、売上の目標は?

「そんな大それたこと考えられません(笑)。とにかくお茶を挽かないようにだけはしないと、って、それだけです。今の自分が現役時代の自分に比べてどこまでできるか。1か月間頑張れるかどうかも含め、ライバルは自分。テーマは『城咲仁 VS 城咲仁』です」

 ホスト復帰が発表された直後から『愛本店』では、城咲への指名予約と問い合わせの電話が止まらない状態が続いているという。

 歌舞伎町に、また新たな伝説が生まれそうな予感!

城咲 仁(しろさき・じん)1977年生まれ。歌舞伎町ナンバーワンホストとして伝説を作ったのち、タレントに転身。ドラマやバラエティ番組で幅広く活躍している。サンミュージック所属。(https://ameblo.jp/shirosaki-jin/entry-12570346843.html