この1か月ほど、中居正広の周辺が大きくざわついている。というのも、“10年交際”とうたわれている元ダンサーで振付師のAさんとの破局報道が立て続けに出たからだ。

 この報道の発端は11月中旬に配信された『週刊文春デジタル』の記事。それによれば、中居とAさんは今年9月に破局を迎えたのだという。

 Aさんは中居の自宅から歩いて5分もかからないところにマンションを借りていた。

 筆者もAさんの自宅を張り込んだことがあるが、出入りしている様子は見られず、生活感がなかった。中居の自宅で半同棲生活をしていたというのは、ほぼ間違いないだろう。そこにきて『文春』はAさんの知人からこのような証言を得ていると報じている。

《9月末、中居さんの家の私物を引き上げ、マンションの引越しを決めたようです。A子さんは『中居くんと同じ街には住めない』と言って、今後は郊外にある親族のマンションに住む予定。とにかく距離を取りたい様子でした。A子さんは、今回ばかりは家族にも別れ話を伝え、お父さんは随分と残念がっていました》(『週刊文春デジタル』)

五輪キャスターにならず、新居を構えて……

 さらに12月16日に発売された『女性自身』('20年1月1・7・14合併号)も『文春』同様、Aさんが今年の秋に引っ越し、破局したという記事を掲載している。本当に破局してしまったのか……!

 しかし、『女性セブン』('20年1月2・9日号)が2誌の報道を真っ向から否定したのだ。

『セブン』はまさに前出の報道があった後の12月中旬に、中居のマンションに出入りするAさんの姿を写真つきで報じている。写真は白黒だが、マスクで顔を隠した彼女がハッキリと写っている。

 記事中では彼女がマンションを引き払ったタイミングについても前出の2誌を否定。すでに昨年の秋ごろには賃貸契約を解消していたという内容が書かれている。さらに、中居が新築マンションを購入したというビッグニュースまでつかんでいる。しかも、隣り合う2部屋を購入し、壁を壊し、部屋をつなげたというのだ。その広さはなんと300平方メートルを超え、全費用は10億円以上だという。

 ここまで詳細な情報を書くということは当然、『不動産登記』をしっかり確認し、名義が中居のものであることは確実に調べたのだろう。つまり相当、密な取材をしたうえで書かれていて、信ぴょう性は高いとみていい。

 さらにもうひとつ、この記事が真実味を帯びているといえそうなのが。前述のAさんの写真について。

 たしかにAさんは業界では顔を知られているが、大きめのマスクをし、コートを着用し体形がわかりずらい彼女を記者が簡単に見分けがつくのだろうか? ポイントは目と髪型くらいになるだろう。

『セブン』の記者の“真贋(しんがん)力”によるものだろうが、「何日の何時にどのような服装をして現れる」といった詳細な情報を入手して張り込んだ可能性も捨てきれない。新居の話があまりにも具体的だという点も含め、中居とAさんのかなり近いところから情報が出ているのだろう。

 中居が'20年の東京五輪のキャスターからもはずれた今、プライベートを充実させる余裕は十分にあると思われる。ふたりは破局したのではなく、結婚に向かっていると考えていいのでは──。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌などで取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。