京本大我の母が語った「息子」

 息子のデビューに関して京本政樹に話を聞きに行くと、不在だった京本の代わりに妻が対応してくれた。

「(大我のデビューに関して)周りの方にたくさん支えられたので、恩返しになったと思います」

 Jr.時代が長かったことで、大我は焦りも感じていたそう。

「12歳でJr.に入ってから13年なので……。(焦りは)私はなかったのですが、息子が10代のときはあったかもしれませんね。でも、20歳くらいからは、とにかく目の前のことをしっかりとやろうと思ったようです。“実力をしっかりつけないと”と」

 京本のような俳優になってほしいか聞くと、

「いえ、まったくありません。いただいたお仕事をしっかりやってくれれば……」

 長い下積みを経て羽ばたく息子を、京本も静かに見守っていることだろう。

 デビュー曲がミリオンヒットという最高のスタートダッシュながら、今後も追い風が吹き続けるそうで。

「インターネットビデオ『Amazonプライム・ビデオ』では、2組をそれぞれ単独で番組出演させる企画が進んでいます。地上波でも別件で、密着番組が放送されるそうで、周囲も彼らを大ブレイクさせるため、後押しに余念がないんですよ」(テレビ制作関係者)

 今年いっぱいで活動休止する嵐の抜けたジャニーズを支えていく“新星”なのかもしれない。しかし、その期待がふくらむ一方で、この2組に懐疑的な人もいるようで……。

“スノスト”は、SMAPや嵐のような“国民的グループ”にまで成長できるのか懐疑的なファンは多いようです。ジャニーズとしては今回の派手なデビューで、少しでも一般層のファンを増やそうとしているのだと思います」(芸能プロ関係者、以下同)

 まだ一般的な知名度が低い“スノスト”に必要なのは“当たり役”だという。

「彼らはまだ、ドラマでの“当たり役”がないため、認知度が低いんです。民放の連ドラで話題になる役を演じて、名前を広げる機会がないと、ジャニーズファンのためだけのグループになってしまいます。これまでも、爆発的に人気が出て、一般層にも知られるようになったキッカケは、地上波のヒットドラマに出演していたパターンが多いですから」

 彼らが国民的スターになるには“踏むべき階段”がまだまだ残されているようだ。

「古くは『あすなろ白書』で黒縁メガネをかけて人気を博した木村拓哉、『花より男子』シリーズでイケメン生徒役を演じた松本潤などがいい例です。それまではアイドルグループの1人だったのが、出演したドラマがヒットしたことによって人気が上昇しジャニーズファン以外にも顔と名前が知れ渡りました。

 “スノスト”のメンバーも、いち早くドラマの当たり役を演じることが“国民的グループ”への絶対条件だと思いますよ」

 国民的スターへの道は険しいけれど、高め合っていくことがいちばんの近道!