フィギュアスケート男子の羽生結弦韓国入りした際、現地のメディアやファンに囲まれたと報じられ、中国の羽生ファンらから批判の声が上がっている。

韓国メディアに「取り囲むのはやめて」

 6日からソウルで行われる四大陸選手権に出場する羽生は4日、仁川国際空港に到着した。報道によると、マスクを着用して表れた羽生を韓国のメディアやファンが取り囲み、現場は一時混乱。

 羽生自らもファンらに向けて「大丈夫かな」「走らないでください」などと呼び掛けた。また、「地元テレビ局が次々と割り込んだ」「予定では歩きながらの取材だったが、あまりの人の多さに立ち止まっての取材に変更した」などとも報じられている。 

当記事は「レコードチャイナ」(運営:株式会社RecordChina)の提供記事です

 中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で羽生の情報を発信しているアカウント「羽生結弦資訊台」は、日本の報道を基に現場の様子を中国語に翻訳して説明。

 羽生のファンらからは新型コロナウイルスの流行と関連して、「すごく心配(マスクの絵文字)」「危険すぎる!」「特殊な時期なんだから(羽生を)取り囲むのはやめて」

韓国メディアはおかしい」「メディアは今がどういう時期か分かってないの?」「ボディーガードが8メートル以内に近づけないようにすべきだ」「韓国人のウイルスへの意識の低さには恐れ入る」「もう次からVIPルートで(取材を受けずに)そのまま行っちゃえばいい」など、羽生を気遣うコメントが多数寄せられている。

 羽生は今大会前、自身のプログラムを平昌五輪で使用した「バラード第1番ト短調」(ショートプログラム)と「SEIMEI」(フリー)に変更した。羽生は「このプログラムと一緒にまた滑りたいと心から思えた。自分らしく滑ることができるプログラム」とその理由を語っている。(翻訳・編集/北田)