ステイホームが推進されるいま、巣ごもり時間を有意義に過ごす室内遊びやホビーが注目を集めています。特に人気なのが“手作り”。お菓子づくりや手芸などで手を動かして熱中し、満足感の高い時間を過ごしたいという人が増えているようです。

 中でも近年ブームが来ていたハンドメイドは“作ることに没頭できる”“できあがった作品を使ったり飾ったりして長く楽しめる”と話題です。やってみたかったソーイングや編み物に、この機会に初挑戦という人も多いなか、誰でもトライしやすいジャンルとは?

編み図が読めなくても簡単

今はSNSを開くと、クオリティの高いハンドメイド作品をたくさん見かけるので、ますますハンドメイド熱は高まっていると感じます。この季節は、手編みのバッグを持っている方もよく見かけますね

 そう話すのは、ハンドメイド作家の貝塚なおこさん。手編みかごバッグのワークショップを定期的に開催し、リピート率70%以上を誇る人気作家です。

 編み物といえば“時間がかかる”“編み図が難しい”という印象がありますが、なんと貝塚さんのワークショップでは、編み図が読めなくてもOK

実際、参加者の中で普段から編み物をしている人の割合はたった2割なんです。初心者さんも多く、初めてかぎ針を握る人も4割くらいいらっしゃいますよ

短時間でスイスイ編める!

 貝塚さんのオリジナルの手法は、軽くて柔らかい手芸用ロープを包みながら編むというもの。この編み方で“短時間で編める”“軽くて型崩れしないバッグが作れる”“基本の編み方でいろいろ作れる”など、メリットがいっぱい。

大きさにもよりますが、実用的でかわいいバッグが数時間で作れます。今の時期でも、主な材料はインターネットで購入できますし、バッグ以外にインテリア用のかごなどを作るのもおすすめ。基本の編み方はバッグと同じで、カトラリースタンドや鉢カバー、ランドリーバスケットなど、ナチュラルインテリアにぴったりですよ

 今回初めて、貝塚さんのオリジナルの手法と全16作品の編み方が、1冊の本になりました。『3時間でできるかごバッグ (私のカントリー別冊)』(主婦と生活社)では、基本の編み方は動画で見られるので、初心者でも迷いなく編めるというからうれしい! 今までの編み物のイメージを覆す、ラクラク作れるかごバッグ。この機会にぜひ、チャレンジしてみてください。

『3時間でできるかごバッグ (私のカントリー別冊)』(主婦と生活社)貝塚なおこ=著
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PROFILE
貝塚なおこ(かいづか・なおこ)ハンドメイド作家「I am」として、手編みのかごバッグや帽子などの雑貨を製作。展示会やイベントで発表・販売するほか、オーダーメイドも行う。
https://iamkagobag2012.amebaownd.com/