皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、ご養蚕所での思い出を語る。

「ご養蚕は明治時代以降、皇后の大切な仕事として、歴代引き継がれ、美智子さまも思い入れがお強いです。

 昭和時代、皇居内にある養蚕所の取材に行った際、周囲にやぶ蚊がたくさん飛んでいたことを覚えています。

 養蚕のために、できるだけ自然な状態に保ちたいという狙いがあったからだそうです。

 最近は美智子さまの思し召しもあったのだと思いますが、養蚕所の周りはきれいに手入れされるようになったそうですよ」

蔟(まぶし)という網の中で蚕が1週間かけて作った繭を取り出す『初繭掻き』を(2018年5月)
蔟(まぶし)という網の中で蚕が1週間かけて作った繭を取り出す『初繭掻き』を(2018年5月)
【写真】雅子さま、卒業文集に綴られた獣医への夢

 美智子さまの思い入れが強いご養蚕を引き継がれた雅子さまだが、過去には“雅子さまは虫嫌い”“蚕に触ることができない”という話が報じられたことがある。

 しかし、

「雅子さまはむしろ、虫や動物が大好きなんですよ」

 と、雅子さまの知人がはっきりと断言する。

「東京都世田谷区の『田園調布雙葉学園小学校』の6年生のとき、雅子さまは生物部に所属して、部内のリーダー的存在だったそうです。

 多摩川で昆虫採集をして、学校では標本を作成したり、自宅からイモリを学校に持ってきたり、顧問の先生が捕まえたヘビともよく遊ばれていたんだとか。

 ご実家ではハツカネズミやハムスターに加えて、毎月のお小遣いを貯めて買ったカメレオンなどを飼育されていましたね。

 小学校の卒業文集には“獣医さんになりたい”と書かれるほど動物もお好きで、現在も御所で愛犬の『由莉』を飼われていますよ」

小学校卒業文集で獣医になる夢を綴られた雅子さま(1976年3月)
小学校卒業文集で獣医になる夢を綴られた雅子さま(1976年3月)