皇室に入られてからは“ご一家総出”で昆虫を飼育されていたという。

「雅子さまは、御所の敷地内で見つけたノコギリクワガタのメスを捕まえて飼育し、卵を産ませて幼虫を増やしたり、カタツムリやカメも育てていて、飼育用のケースは当時15個ほど使われていたそうです。

 御所の庭にチョウが飛んでいると喜ばれたり、アオムシを見つけるとキャベツの葉に移し替えるほど昆虫好きでいらっしゃいます。

 愛子さまも庭にいたダンゴムシを飼育したり、小学校時代に理科の授業で育てた繭を自宅に持ち帰られるなど、ご一家で昆虫と触れ合われてきたのです」(前出・宮内庁OB)

動物病院から譲り受けた『由莉』と『御料牧場』へ(2009年5月・宇都宮駅)
【写真】雅子さま、卒業文集に綴られた獣医への夢

 人一倍“虫好き”でいらっしゃる雅子さまにとって、ご養蚕はむしろ積極的におやりになりたい仕事のはず。

 しかし、今年にかぎっては、世界中を襲う感染症の影響を無視できないようで─。

ご体調の兼ね合いも理由のひとつでしょうが、雅子さまによる養蚕作業が今後未定なのは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う“外出自粛期間”であることも関係していると思われます。

 例年は4品種を育てているのですが、感染症対策で複数人を養蚕所で泊まり込みさせたうえで、一斉に作業することが困難な現状なので、主任1人が作業を行うことになったという事情もあります。

 そんな状況下でも、雅子さまがご自分で作業を行いたいと思われているのは、歴代皇后から代々引き継がれた“責任”をお感じになっているのだと思います」(前出・宮内庁関係者)

 前出の渡邉さんも、こう続ける。

「現在はコロナの影響で公務ができず、外出も自粛しなければならない状況です。

 今は陛下が宮中祭祀で祈りを捧げ、皇后さまは、皇室にとって大切なお仕事であるご養蚕の作業を行われることが大切な時期だと思います。

 特に、雅子さまは美智子さまの“ご養蚕への強い思い”をご存じでしょう。

 より一層、しっかりと引き継がなければならないことに加え、“自分の手で作業したい”という気持ちがおありなのではないでしょうか」

 コロナ禍である今だからこそ、皇后の大切なお役目を果たされることだろう─。