ハマりどころ

分断された
北朝鮮と韓国を舞台にした

現代版のロミオとジュリエット

 パラグライダーで飛行中に竜巻にあい、北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン)と、偶然、彼女を見つけるエリート将校のリ・ジョンヒョク(ヒョンビン)。有能な経営者でもあるセリとまじめなリ中隊長。それぞれに抱える、心の傷。時間を重ねるほど、近づいていく距離。しかし、ふたりには南北の壁が……。想像以上の展開で、ドラマの後半は号泣しっぱなしになるはず!!

“ラブコメの帝王”ヒョンビンが演じる
純粋でまっすぐな
リ中隊長に心を奪われる


 184センチの高身長に広い肩、抜群のルックスで誰もが納得する眼福イケメン“ヒョンビン”。今作の彼は、とにかくかわいくて、カッコいい。涙をポロリと流すアップのシーンなどは、たまらない。ラブコメドラマ『私の名前はキム・サムスン』('05年)や『シークレット・ガーデン』('10年)で彼を思い出す人も多いはず。2作品では“ツンデレ御曹司”でキュンとさせてくれたが、今作はまたひと味違うキャラで見る人をトリコに。セリ役のソン・イェジンとは熱愛説が出るほど息ぴったり。

コミカルに描かれる
北朝鮮のリアルな生活に和む


 帰国を画策するセリが隠れて生活するのは、リ中隊長が住む村。薪で暖をとり、停電はしょっちゅう。夜間検閲がたびたび行われる。十分な取材をもとに脚色しつつ描かれており、例えば、「箱飯(=弁当)」や「バリバリ車(=タクシー)」などの韓国との言葉の違いも面白い。厳しい生活の中で、日々の暮らしを楽しむ個性豊かな村の人や、リ中隊長の部下たちのやりとりに、笑い、ほろっとさせられる。

物語を予想!  ドキドキ名言集

リ・ジョンヒョクを演じたヒョンビン
リ・ジョンヒョクを演じたヒョンビン

「まさかとは思うが、ときめいたというから。混乱を防ぐために言う。女(婚約者)がいる」(リ・ジョンヒョク)

「初雪を一緒に見ると恋が芽生えるの。ソウルでは、みんなが一斉に好きな人に連絡するから、サーバーがダウンするのよ。初雪を一緒に見て恋人になりたいから。でも、私たちは(恋が)芽生えちゃったらダメよね」(ユン・セリ)

「この先、今日のことを後悔したくありません。もっと頑張っていたら助けられたのにと(思うのは)2度とイヤなんです。彼女を守れないと、僕の人生は地獄になります」(リ・ジョンヒョク)

ユン・セリ役のソン・イェジン
ユン・セリ役のソン・イェジン

「あなたとは違って、私は恋しくなると思う。ときどき、思い出すと思う。いいえ、何度も。でも、私たちは連絡をとり
合えない。それが残念」(ユン・セリ)

「君とここにいたい。結婚して、君に似た子どもも欲しい。僕は双子がいい。見てみたい。君に白髪が生えて、シワもできて、老いてゆく姿も。きれいだろうな」(リ・ジョンヒョク)

僕が言ったろ。偶然じゃなく運命だと」(リ・ジョンヒョク)

会いたいと心から思えば会える」(リ・ジョンヒョク)

『愛の不時着』
動画配信サービスNetflixにてオリジナルシリーズ『愛の不時着』独占配信中