会葬者数の全国1位は沖縄

 一方で、会葬者数が全国一という沖縄では、集まる人は多いが香典や葬儀の費用はそこまで高くない。

 親族や友人、仕事関係者らだけでなく近隣住民や故人やその家族、親族と接点がある人が200~300人集まることもある。同県の葬儀会社『公益社』の担当者は、

「沖縄では通夜でなく、告別式に多くの人が集まります。家族が亡くなると遺族は新聞におくやみ広告を出します。喪主だけでなく家族や親族の名前も書かれていますので、そこに知り合いの名前を見つければ弔問に訪れるのです」

株式会社鎌倉新書調査「第4回お葬式に関する全国調査(2020年)」より一部を抜粋。2020年2月、直近2年半以内に葬儀を行った(携わった)経験のある、全国の40歳以上の男女を対象にアンケート調査。有効回答数2000件。※の項目は実施者のみ回答。サンプル数が20人以下と少なかったため参考値。
株式会社鎌倉新書調査「第4回お葬式に関する全国調査(2020年)」より一部を抜粋。2020年2月、直近2年半以内に葬儀を行った(携わった)経験のある、全国の40歳以上の男女を対象にアンケート調査。有効回答数2000件。※の項目は実施者のみ回答。サンプル数が20人以下と少なかったため参考値。
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 お寺との関係も特殊だ。

「沖縄は先祖崇拝。お寺の檀家制度がないためお布施の金額も全国でいちばん低いのでしょう」(前出の担当者)

 葬儀にかかった金額が低い地域にも理由があるようだ。

 小林さんが説明する。

「各地でその土地に根ざしたやり方があるんだと思います。一例として静岡県浜松市では新盆に大きな祭壇を設置、盛大におこないます。お葬式にお金をかけるか、法要分も含めて金額を分散させるか。葬儀、法要の形や費用のかけ方は地域で異なるようです」