7月18日、三浦春馬さんの突然の訃報に多くの人が声をなくした。自宅での自殺に誰もが「なぜ?」と思い、SNSではたくさんの著名人が彼に向けたメッセージを投稿。そんな中、親交の深かった俳優・賀来賢人(31)が三浦さんが亡くなったという報道が出るs、意味深なコメントを残していた──。

“SNS叩き”に心を痛めていた三浦さん

「三浦さんはSNSでの心ない誹謗中傷にも悩んでいたようですね。昨年の歌番組に出たときは、《ダンスはうまいのに、歌がヘタすぎ》といったネットの書き込みがいくつかあったようです。ただ、今回の報道の直後から、そういったコメントは一斉に削除されています。7月24日には、3時間半の生放送の歌番組に出演する予定だったので、そのトラウマが蘇ったのでは? という声もあがっています」(テレビ局関係者)

 役者だけでなく、ダンスや歌も披露していた三浦さん。自身のSNSで芸能活動の告知をする一方、ひとりの“表現者”として胸に抱える悩みも吐露していた。

どの業界、職種でも、叩くだけ叩き、本人達の気力を奪っていく。皆んなが間違いを犯さない訳じゃないと思う。 国力を高めるために、少しだけ戒める為に憤りだけじゃなく、立ち直る言葉を国民全員で紡ぎ出せないのか》(原文ママ)

 1月に三浦さんがツイッターでこうしたつぶやきをすると、それに噛みつくような“炎上騒ぎ”も起きていた。

「三浦さんが映画で共演した東出昌大さんと、彼との3年不倫が明らかになったことで活動自粛することになった唐田えりかさん、ふたりのことを“擁護しているのか?”とネットで猛反発を受けたんです。“不倫が悪なのは当然なのに、それを擁護する芸能界はダメだ”とか。三浦さんは、まさにこうした風潮に心を痛めていたのかもしれません」(スポーツ紙記者)

 ネットでの無責任な“袋叩き”が、事件にまで発展する傾向は高まるばかり。

「女子プロレスラーの木村花さんが、SNSへの書き込みに悩んで亡くなったばかり。芸能界を突然、引退した木下優樹菜さんを追い込むネットの風潮も止まりません」(ワイドショースタッフ)

 今回の訃報も、こうした流れで起きたのでは、という見方もされている。

「三浦さんが自殺をする数時間前、同じ事務所に所属する賀来賢人さんがSNSに書いていたことが“意味深だ”と話題になっています」(前出・テレビ局関係者)

 三浦さんより1歳上で、いくつかの作品で共演していた親友は、こう綴っていた。

《人が好きなモノや、一生懸命やっている事を馬鹿にするのなんか超簡単で、否定したり、好きだ嫌いだ言う事も超簡単。(略)SNSがもっとポジティブになる事を願ってます》

 若き才能がまた、顔の見えない“民”に未来を奪われてしまったのか──。