毎回デビュー作のつもりで挑んでいる

 新型コロナの影響で放送が延期になっていた、NHKのBS時代劇『明治開化 新十郎探偵帖』も、12月から放送することが決定している。

「今回のドラマは私の大好きな明治時代のお話だったのでワクワクして撮影に臨みました。外国からたくさんの文化が入ってきて、日本が大きく動き出す時代を舞台に魅力あふれるキャストで、いままでにない時代劇が新鮮に描かれています。共演の俳優さんたちもほとんどが、初めての人たちで新鮮で刺激的な現場でした」

現在はニューヨークに住み、日本と行き来しながら仕事を続けている
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 個性派女優として確固たる地位を確立した中島だが、本人はそう感じていないようだ。

「どんなベテラン俳優でも作品が替わればゼロからのスタートになる仕事なので、新しい作品に入るときは毎回デビュー作のつもりで挑んでいます。時代の変化とともに撮影現場の環境も変わっていきますし、新しい技術も俳優さんもどんどん変化しています。だからこそ、時代に合わせられる柔軟性と確固とした独創性も、同時に求められている気がします」

 そんな中で、彼女の演じるうえでのポリシーとは?

大事なことは、常に新しい自分を創り上げる挑戦をやめないことだと思います。日常を丁寧に過ごすことが、次のチャンスが来たときに、より豊かに役と向かい合える原動力になります。“この役は中島唱子にしかできない”と思ってもらえるように、自分を磨き続けたいですね」