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「観光客の減少や飲店の休業で、全国各地に行き場を失った材がたくさんあります。現状を必死に耐えている生産者さんを支援するためにも、材を無駄にしないためにも、被災地を“べて応援”したいと思っている人は多いはず。ふるさと納税なら、被災地やコロナの影響を受けている自治体へ、個人がダイレクトに支援できます」

 そう話すのは『100%得をする ふるさと納税生活』の著者・金森重樹さん。

 新型コロナウイルス拡大による影響や7月の豪雨被害の被災地へ直接行える支援として、改めて“ふるさと納税”への注目度が高まっている。

ポータルサイトの利用がオススメ

 そもそも、“ふるさと納税”は所得税の還付や住民税の控除対象になるので節税につながるうえ、寄付のお礼として、自治体から名産品などの返礼品がもらえるのが魅力。例えば、複数の自治体に総額3万円寄付した場合、2万8千円が戻り、実質2千円の自己負担で寄付先からの返礼品をゲットできる。コロナ禍の今は、寄付される側だけでなく、寄付する側にもメリットは大きい。

「テレワークが増えるなど、家庭での事の機会が増加している現在、べ物の返礼品でいつもの卓を充実させることは、主婦にとって魅力的だと思います。ふるさと納税のお得な返礼品がおうち時間を豊かにし、少しでも楽しい気持ちにしてくれるはずです」

 さらに、いまならコロナ支援を目的に、期間限定でお得な返礼品が登場!

「外出自粛などの余波を受け、売れ残ってしまっている牛肉や魚介などの高級材の返礼品が、通常よりも寄付金額を引き下げたり、内容量を増やしたりして提供されています。なかには、内容量が倍以上になって提供されているものも。いまは、お得にゲットできるチャンス! 期間限定、数量限定のものがほとんどなので、早めにチェックしたいですね」

ふるさと納税」をよりお得に行うには、多数の自治体の返礼品をまとめて確認できるふるさと納税のポータルサイトを利用するのがおすすめ。

「例えば、『楽天ふるさと納税』や『ANAのふるさと納税』のように、ポイントやマイルがたまるサイトを利用し、クレジットカード払いにするとサイトのポイントとクレジットカードのポイントの二重取りが簡単にできます。『さとふる』のように、サイト独自のポイントがなくても、Amazonギフト券がもらえるなどのキャンペーンを行うサイトも。Tポイントがたまる、レビューを書いてポイントがもらえる、抽選でプレゼントがもらえるというキャンペーンを行うサイトもあるので、寄付前にどこのポータルサイトを利用するのがお得か、比較するといいですね」

 ほとんどのポータルサイトでは支払いがクレジットカードで可能だが、その場合、控除対象者名義のカードで支払わなければ、寄付控除を受けられないので注意を。

「7月の豪雨被災地への支援や新型コロナウイルス感染症の治療に当たる医療従事者を支援するため、返礼品を求めず、ふるさと納税を行う人も増えています。ふるさと納税なら、自分ができる範囲で、自分に合った支援が可能。これを機に始めてみてはいかがでしょう」