役者それぞれ専用のマイ・フェイスガードに“ネゴロ”とか名前を書いて、ずっと使っていたので後半はみんなボロボロでしたね。正直、付けたり外したりするのは大変でしたけど、だんだん愛着が生まれて「ないと落ち着かない」みたいな感じになってました(笑)。大変なこともちょっと笑いに変えられるような、和やかな現場だったと思います」

30代目前「これからが始まり」

 ドラマと連動して配信しているYouTubeが150万回再生するなど話題だが、実は戸塚自身も早くからのユーチューバ―だったとか!?

「5年前から人知れず、我流の落語とか、自分で自分の経歴を答える“クイズ早押し戸塚純貴”とか、自作自演の動画を上げてました。驚きの再生回数の少なさでしたけど(笑)」
 
 来年は、俳優デビュー10周年。

「30代を前に、やっとひとりの俳優として見てもらえるようになってきたかなと感じるので、これからが始まりだと思ってます

リアル青春白書
「切ない中3の夏の失恋」


 ドラマではフラれ動画でPVを稼いだが本人は?
「中3のときに、隣の席のバレー部の女の子をすごく好きで。僕は野球部で、2人とも部活を頑張っていて。夏の大会の前に、放課後の教室で“つき合ってください!”って告白したんですけど、“バレーに集中したいから”ってフラれました。俺のこと好きだったのか、好きじゃなかったのか? 卒業までずっと考えてて。もう一度聞く勇気はなく、結局そのまま終わりました(笑)」

休日は「朝6時から草野球」

 休みは、だいたいサウナと野球という戸塚。
俳優の升毅さんがオーナーの野球チームに所属していて、朝の6時からプレイしてます。升さんは野球が大好きでプレイもされるんですよ。僕のポジションは内野で、セカンドが多いかな。俳優と一般の方が半々くらいのチームで、メンバーには、ジュノンボーイの大先輩の姜暢雄さんもいます」

コロナ禍での家族交流
「宅配で届く父のカレー」


 地元は7月下旬までコロナ感染者ゼロだった岩手県。
「コロナ禍になってからは帰省してませんね。親も“帰ってこなくていい!”って、言います(笑)。仲はいいほうなので、普通に連絡はとっていますけどね。父が作るカレーがおいしくて大好きなので、食べたくなると頼んで送ってもらってます。最近も、冷凍してタッパにパンパンに詰めたのを6個くらい、デカい段ボール箱で送ってくれました」

戸塚純貴(とづか・じゅんき)
'92年7月22日生まれ。第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで理想の恋人賞を受賞。'11年、『花ざかりの君たちへ』でドラマデビュー。10月から主演ドラマ『純喫茶に恋をして』(CSフジテレビ)もスタート

『親バカ青春白書』日本テレビ系日曜夜10時30分~
『親バカ青春白書』日本テレビ系日曜夜10時30分~
【写真】ムロツヨシ、“妻”にデレデレ

『親バカ青春白書』/日本テレビ系日曜夜10時30分~
「福田組の中でもハートフルな作品に参加できて、とてもうれしいんですが、本気で告白するシーンを福田さんの前で演じるのは初めてだったので、すごく恥ずかしかった」(戸塚)

取材・文/井ノ口裕子