投資のコツをアドバイス!〜後編〜

《お悩み:数字がわからない》
→計算も専門的な分析もいらない「シンプル投資」がおすすめ

 投資にはいろいろな手法がありますが、「根っからの数字オンチ」という藤川さんがすすめるのは、数字が苦手な人でもできる以下の3点をおさえた「シンプル投資」。

「ひとつめは『わかりやすい』ということ。何をやっているかわからない会社のは買ってはいけません。なぜなら、が上がっても下がっても、その理由がわからないから。自分にとってなじみのある分野を選ぶことが鉄板です」

 次が「儲かっている」こと。

「基本的に会社の利益が伸びて続けているうちは価も上がっていきます。毎年順調に売り上げと利益が伸びている会社を選ぶことが大事。ちなみに四季報には業績の過去と今、未来の予想をまとめた表が掲載されていて、わかりやすく便利」

 最後は「小さい」こと。

「これは無名の会社ということではなく時価総額が500億円以下くらいの会社を選ぶということ。大企業と違い時価総額が100億円の会社が翌年には200億円と倍に、数年で1000億円と10倍になることもよくあり、大きな利益が期待できます

【まとめ】「シンプル投資」3つのポイント
1.わかりやすい……飲食、美容、アパレルなど、事業内容が自分でわかることが大事!
2.儲かっている……売り上げと利益をチェックして、業績がよいと確実にわかるものを選ぶこと
3.小さい……狙い目は時価総額500億円以下。プロが見逃している小規模の会社&成長に伸びしろアリ

《お悩み:大損したくない》
→「損してもいい」ラインを決めて、あとは自動売買におまかせ!

は、下がってしまうときもあります。そこで、ぜひやってもらいたいのが、を買う時点で“ここまで下がったら売る”と決めておくこと。そして、そこまで下がったらすぐ売って、損切りすることが大切です」(写真ページの図1参照)

【図1】損切りをグラフで解説  イラスト/水口アツコ
【図1】損切りをグラフで解説  イラスト/水口アツコ
【写真】「損切り」って何? メカニズムをイラストでわかりやすく解説!

 損切りとは、損をしている状態のを売って損を確定させること。

「損失は限定することが大事。自分でリスクを決められるという意味では、そんなに怖くはないと思います」

 とはいえ、損した状態でを手放すのは勇気がいりそう。

は、メンタルもかなり大きく影響します。人は損することが大嫌い。損を確定したくなくて『明日になればまた上がるかもしれない』と、売るのを先延ばしにしてしまいます。でも、いちど下がったらそのまま下がっていくことがほとんど。損を大きくしないために、自動売買を活用するといいですね」

 自動売買とは、証券会社がの購入から売却までを自動的に行ってくれる注文方法。

「逆指値(ぎゃくさしね)といって、今の価よりも下がったら売るという指示を出しておけば、自分が損切りしたラインに到達した瞬間、自動で売り注文を出してくれます。これなら自分の気持ちに負けずにすみます」

 初心者なら、が上がっているときも、この損切り&自動売買の利用がおすすめ。

が上がったら、損切りラインも上げます。買った金額まで上げられたら損失ゼロ、さらに上げられたら大成功。その後下がっても、確実に利益が出ます」

 収益UPを目指し頑張ろう。

(構成/長谷川英子)


《PROFILE》
藤川里絵さん ◎投資で自己資金を5年で10倍に。日本最大のファイナンシャル教育機関「ファイナンシャルアカデミー」にて、「投資スクール」など多数の講座を担当。YouTubeは、藤川里絵の女子CH「はじめの一歩」https://www.youtube.com/channel/UCrsiRmd8Bq7CmaXljd8PDKw

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