反対の気持ちは紀子さまがよりお強く

 殿下の娘を慮る思いが伝わってきた会見だったが、実は紀子さまのほうが小室さんとの結婚を危惧されているという。

「コロナ禍によって、以前よりも親子間でのコミュニケーションが増えたのですが、いまだに“腹を割って”話し合うことはできておられない。

 今年9月に紀子さまがお誕生日に公表された文書で《長女の気持ちをできる限り尊重したい》と述べられたのも、今回の殿下のご発言と一緒で、いわゆる“建て前”でしょう。

 なぜなら、秋篠宮さまよりもむしろ、紀子さまのほうが結婚に反対する気持ちがお強いのですから」(宮内庁関係者)

 秋篠宮家のお子様方の教育は、紀子さまが中心となっていたと関係者は証言する。それだけに、母親として、長女の将来を大きく左右する結婚問題について、重く思い悩まれていたようだ。

「殿下は婚約が延期となった’18年のお誕生日会見から国民から広く祝福されなければ“一般の婚約にあたる『納采の儀』は行えない”とおっしゃっていましたが、結婚については言及されていない。そのスタンスを守り続けていたのは、当初から結婚は憲法で定められた権利だと理解されていたからです。

 ただ、紀子さまはもちろん憲法を理解しつつも、小室さんとの結婚を反対するがあまり、結婚と婚約も絶対にさせたくないと感情的になられた時期があったと聞いています」(同前)

 紀子さまが愛娘を思う気持ちは皇族としてではなく、ひとりの母親として当然のことだろう――。