国民が小室家に抱いた“アレルギー”

 小室家の言い分は「譲渡」、元婚約者の言い分は「貸した」。両者の主張は相容れることはなく、交渉は落としどころを見失ったまま着地点を見い出すことができなかった。

 そんな中、元婚約者の独白を伝えたのは、今週発売の週刊現代だった。《小室圭さん『母の元婚約者』独白「眞子さまにお伝えします。もうオカネ400万円は要りません」》という見出しが踊った。

「貸した400万円は放棄しますよ、という内容です。だけどこれで結婚への祝意が国民から湧き上がるとは思えない。小室家の言い分どおり『譲渡』だったとしても、そんな大金を、元婚約者と言えども赤の他人から、言葉は悪いですが引っ張った。そのやり口に対する拒絶反応はなかなか消えません。拒絶アレルギーをもたれてもしょうがないと思いますよ」(前出・一般紙デスク)

 さらに驚くことに、元婚約者は独白の中で、婚約中のことを打ち明けている。

「婚約したといっても、同居もせず、マンションのお互いの部屋を行き来するのも数えるほど(元々同じマンションに住んでいた※週刊女性PRIME編集部注)。佳代さんとの間に肉体関係もありませんでした」(週刊現代より)

 佳代さんと元婚約者は10年9月に婚約した。その2か月後の11月に45万円余りを振り込んだことを皮切りに、佳代さんからの無心が続く。

 12年9月に婚約は解消されたが、2年間で400万円が、元婚約者側から小室家側に渡ったという事実。これは消えない。

「譲渡だろうが貸付だろうが、そんなことはどうでもいいんです。金銭トラブルを起こす、ということ事態が問題なんです。私に娘がいて、そんな金銭トラブルを抱えた男を連れてきたら、頭から反対しますよ。それが親心です。お金の使い方はもちろん、貸し借りって人間性が露出しますからね。宮家の長女が嫁ぐ相手としてふさわしいと、国民が思いますか?」(フリージャーナリスト)

 一度、拒絶アレルギーをもたれると、形がないものだけに、その払拭は難しい。それでも結婚に向け、お二人の意思は固い。

 拒絶アレルギーが圭さんに対するものなのか、圭さんの母親に対するものなのか。その比率はわからないが、小室家が全面的に受け入れられてないというこの国を覆う雰囲気は確かで、それを一掃する神風が吹くかどうかは不確かだ。

〈取材・文/薮入うらら〉