目次
Page 1
ー 高市氏の皇室典範議論への知識不足が露呈
Page 2
ー 歴史を鑑みれば、男系男子に固執する必要はない
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ー 秋篠宮さまも“当事者の意見を聞いてほしい”と会見で述べた

 

 高市早苗首相が2月27日の衆院予算委員会で、皇位継承をめぐって“皇室典範改正”の答弁を行った。しかし、その内容に対し、多くの批判が集まっている。

高市氏の皇室典範議論への知識不足が露呈

高市氏は '21年の有識者会議を引き合いに出し、皇位継承について“男系男子に限ることが適切とされている。私としても尊重している”と述べました。

 しかし、そもそも当該の有識者会議は“皇族数の確保”を議題にしたもので、皇位継承の資格については議論の対象外。この混同から、高市氏の皇室典範や、これまでの議論への知識不足が露呈する結果となりました」(全国紙記者)

 この発言を受け、木原稔官房長官は記者会見で、旧宮家の養子縁組を念頭に置いた発言だったと主張。この“勘違い”の背景には別の要因があるとも見られている。

首相の発言には齟齬があるものの、方向性は基本的に有識者会議の報告書と同様です。ただ、より詳細に読み込み、準備をする必要があったといえます。自民党には保守派と呼ばれる陣営によるレクチャーがかなり行われているので、その意見に引っ張られた、もしくは思い込みで発言した可能性があります」(皇室ジャーナリスト)

 しかし、'21年の有識者会議自体も疑問が残る側面があったという。

「当時、有識者会議を主催していた政府内には“皇室の知識がない人のほうが、むしろありがたい”といった声すら出ていたといいます。結局、議論を行ったという“アリバイづくり”に利用された側面があったのでしょう」(前出・全国紙記者)