歴史を鑑みれば、男系男子に固執する必要はない
実際に同会議でヒアリングを受けたという、駒澤大学の君塚直隆教授は「愛子さまこそ天皇にふさわしい」と断言する。その理由は3つあるという。
「まず、今回の高市氏の発言は間違っているといっても過言ではありません。そもそも男系男子に限定されたのは、明治22年に制定された旧皇室典範が最初です。歴史をさかのぼれば、飛鳥・奈良時代の女性天皇である元明天皇の娘が元正天皇となっており、女系継承の例といえます。ちなみに女性天皇はこれまでに8人います。
歴史を鑑みれば、男系男子に固執する必要はありません。となると、愛子さまの即位はなんら問題ないのです。これが1つ目の理由です」(君塚教授、以下同)
さらに欧州の王室における継承の現状も無視することはできない。
「2つ目は、欧州の王室では当たり前となっている、王女などの女性の王位継承権です。20世紀に入ると民衆の間に男女同権という思想が広まり、第2次世界大戦後には“王位継承が男子に限定されるのはおかしい”という考え方に発展しました。
その後、'53年にデンマークが憲法を改正し、女性に継承権が付与されるように。さらに'80年のスウェーデンを筆頭にオランダ、ノルウェー、ベルギー、ルクセンブルク、イギリスが次々と“男女問わず第1子が優先される長子継承制”に舵を切ったのです。スペインはいまだに絶対的長子継承制は採用していませんが、女性にも継承権はあります。
現在、欧州の主要国で女性に継承権がない国はひとつもありません。これが世界の趨勢なのです」
そして3つ目の理由は、圧倒的な“民意”だ。
「愛子さまは国民から非常に信頼され、愛されているお人柄です。その場合、選択肢は1つしかありません。天皇陛下や女王という重責を担うには大変な覚悟が必要ですが、海外の王女たちもその覚悟を持ち、王位継承権を受け入れています。愛子さまからその覚悟を感じ取ることができれば、国民も納得するのではないでしょうか」

















