ギャップに悩む、作りこみ芸能人

 大きくキャラ変をした芸能人と言えば、「こりん星出身」の別名「りんごももか姫(趣味:妖精とおままごと)」だった小倉優子。天然不思議キャラから、現在はママドルとしてキャラ変を成功させているが、実はこれ”二回目”のキャラ変だったことをご存じだろうか。

「こりん星以前は、大物芸能人にも物おじせず低い声と丁寧語でツッコミを入れる、キレキャラみたいな感じでした。こりん星はすでにキャラ変した後だったんです」(寺西)

 もともと、素の自分とのギャップに悩んでいたという小倉。結婚・出産後、有吉に「嘘の限界」というあだ名をつけられたことをきっかけに、こりん星は「滅亡」したのだという。

「特異なキャラ設定で今も活動を続けられているのはデーモン小暮閣下くらいですよね」(寺西)

 しかしながら、デーモン閣下も「大相撲に詳しい」といった、絶妙に”素の自分”を出せているからこそ、活動が続けられているという見方もできる。

 設定のクセが強い芸能人は、その過去をなかったことにしたり、キャラ変を余儀なくされる時期が来る。こりん星的設定の正統後継者(?)ちぇるちぇるランド(沖縄県)生まれのりゅうちぇるをはじめ、宇宙からやってきた(!?)DAIGOなど、意外に存在するのだ。

「素」に戻って売れる人も……

 今や「Vシネマの帝王」と言われる竹内力は、昔、さわやか系イケメン俳優だったが「だんだん素の自分に近づいていった」と寺西さん。

竹内力

彼はもともとバブル入社組の銀行員で、”やんちゃ”な人。さわやかを売りにしていた『101回目のプロポーズ』出演当時はストレスで円形脱毛症に悩まされていたそうです。

 実は、人気作品の『ミナミの帝王』での主役は、原作とはイメージが大幅に違います。彼自身が作ったキャラなんです」(寺西)

 現在のポジションが、自分らしい「素」に近いものだとは驚き! 

 逆に素の自分から離れて、さわやか路線で成功したのが唐沢寿明だ。

「特撮ヒーロー出身で、オーディションにもジャージを着ていくような無頓着な人間だった。あるとき周りのすすめでさわやか系の格好をしてオーディションに出たら、そこからは連戦連勝だったそうです」(寺西)

 ちなみに、本人が「ダサい」と思っていたそのさわやか路線の服装をすすめたのは、浅野ゆう子だったというウワサ。