芸人は売れるまでキャラ変!!

 売れるまで芸風を変えることもある芸人たちは、キャラ変エピソードの宝庫だ。タカアンドトシのタカは昔、細身のイケメンキャラだった。

彼はもともとおしゃれがしたい、売れてモテたいという気持ちが強く、そうとう無茶なダイエットをしていたそうです」(寺西)

 しかしМ―1などの賞レースを目指す中「漫才の足を引っ張ることはやめよう」と一念発起。現在のキャラに落ち着いたそう。

 一時期は7本あったテレビのレギュラー番組をすべて降り、ユーチューバー文化人に転身し大成功したのが、オリエンタルラジオの中田敦彦。

「彼はゴールデンで視聴率が取れず、テレビに対する敗北感が強くあります」(寺西)

 しかし今では「中田敦彦のYouTube大学」のチャンネル登録数が300万人を超え、自身のアパレル「幸福洗脳」も人気。負けるが大勝ち……?

 そして「キャラ変」と言えるか疑問になるくらい自然と芸人文化人枠におさまったのが、フラットで忖度(そんたく)のないコメントでお茶の間に溶け込んだカズレーザー

「彼は文化人になりたいと言っていましたが、それは『難しい顔をしてニュースを見ながら「根深い問題ですね」っていうだけの仕事がしたい』っていう皮肉まじりのものでした。いい意味で展望がないんです」(寺西)

 いつも真っ赤なスーツでキメていることや、自身がバイセクシャルであることを公言していることは、ある意味、マツコ的”特別枠”として重宝されているのかも。

キャラから逸脱すると失敗に!?

 一世を風靡(ふうび)したキャラを脱却し、違う方向に行こうとキャラ変をする人も多い。

 フワちゃんがファッションやキャラの参考にしたことでも知られる篠原ともえもそのひとり。「シノラー」ファッションをやめた後は、“本当は美女”路線に舵を切り、ファッションセンスを活かして嵐やユーミンの衣装をデザインするように。だが、タレントとしてはなんだか失墜状態に。

「キャリアウーマン」のネタで一世を風靡したブルゾンちえみも、今年からは本名の藤原しおりでタレント活動をスタート。

「彼女はそもそも芸人になりたかったわけではなかったそうです。だから芸人らしい立ち居振る舞いができなかった。ある番組内で、出演者たちがパンストをかぶる場面があり、共演の女優ですらかぶったのに、彼女はNGを出した。それで一気に株が下がってしまったとか。

 求められるキャラと自分がズレていたのは明確ですが、たぶんブルゾンくらいの世代だと、テレビで受け入れられるより自分らしく生きるってことの方が重要なんでしょうね」(寺西)