ベビー用品売り場で……

ベビー用品売り場で、二宮さんを見かけたんです。隣には女性がいたので、今思えばあの人が奥さんだったのかもしれません。誰かにあげるプレゼントを見に来ているのかなって思ったんですけど、ベビーカーを見ていたので、さすがにベビーカーはプレゼントしないよなって……」(居合わせた客)

 熱心に商品を見て回るうちに、目にとまるものがあったようだ。

最終的に、ドイツのメーカーが販売している7万円近いベビーカーを買っていましたよ。そのメーカーは良質なチャイルドシートを作ることでも有名で“世界で最も安全なカーシート”と形容されるほど。そういった安全性や機能性に惹かれたのかもしれません。二宮さんも実際に手に取って使い心地を確かめるなどかなり気に入った様子でしたよ」(同・居合わせた客)

“温かい家庭”に近づいていることを実感し、幸せを噛みしめることも増えているのだろう。ただ、そんなときに、二宮の頭の中には“400日前の約束”が駆け巡っていた。

「結婚を発表したときに、直筆のファックスで《この決断が後に、良かったと言ってもらえる様に、頑張りたいと思います》と書いていました。当時、嵐は20周年ツアーの最中だったため、ショックを受けたファンも多かった。そんな反応を見て、“もう2度とファンを悲しませることはしない”と決めたのでしょう」(テレビ局関係者)

 新しい命を授かったことはおめでたいこと、二宮もたくさんの人に報告したかったはず。ただ、昨年は嵐が活動休止する前のラストイヤーという重要な年。“約束”を破るわけにはいかなかった。

「嵐のメンバーやプライベートでも親交のある西島秀俊さんや吉永小百合さんなど、ごく限られた人たちにしか伝えなかったそうです。ただでさえ、昨年は新型コロナウイルスの影響で、多くのイベントが中止になって、ファンをやきもきさせていた。そんなときに、自分のことでファンたちの気持ちをかき乱したくなかったのでしょう」(同・テレビ局関係者)

 実際、仕事先でも、私生活で大きな変化があったことを感じさせないよう振る舞っていたという。

仲のいいスタッフや仕事で共演したタレントとプライベートの話になったときも、二宮さんはあまり会話に加わらなかったですね。些細なことから、発覚しないよう細心の注意を払っていたのでは」(同・テレビ局関係者)

 今春にはパパになる二宮。子どもが生まれることで、彼の仕事に何か変化はあるのだろうか。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏に話を聞いた。

「俳優業で演じる役柄が大幅に変わることはないでしょう。ただ、父親としての自覚が芽生えると思います。一般的に、子どもができたら“もっと仕事を頑張ろう”と考えますから。ただオファーされた仕事を受けるのではなく、積極的にやりたい仕事が出てくると思いますよ」

 かねてから待ち望んでいた幸せを手にした二宮の心の中には、きれいな“虹”がかかっていることだろう!