「そこに来て、仕事部屋とは思えない億ションの購入は“卒婚”準備と疑われても致し方がない(苦笑)。ですが、実際のところは夫婦仲自体は悪くはないと思います。石橋さんは結婚後、浮いた話はおろか夜な夜な飲み歩いているなどの話も聞きませんから、意外とまっすぐ帰る真面目でマメな人なのかもしれません」(佐々木氏)

 一方で、保奈美が2018年11月に『SUITS』の番宣で『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演した際に、「スーパーのお買い得商品が大好き」という話になり、

《(私が買って)持って帰って冷蔵庫に入れておくと、うちの夫が“なんでお買い得買ってくるの?”って》

 保奈美は「オススメの良い商品」だという認識に対して、石橋は「早く処分したい商品」という価値観のズレがあることを明かした。石橋が料理を作ってくれることには感謝しつつも、その際には冷蔵庫をチェックされるという話も披露していたのだ。

“だから嫌だ”と思っているとも考えられます(苦笑)。昨年は石橋さんもテレビの仕事が少なくなり、それこそコロナ禍で外出自粛が呼びかけられたことで、自宅にいる時間が増えたことでしょう。

 ただでさえ子どもが手を離れてからは旦那との時間が多くなるわけで、それを保奈美さんが“うっとうしいな”と思っていたら……」(佐々木氏)

 先のインタビューでも《子どもはそれぞれ部屋があるのに、「あれっ、私は?」って思いますよね》と、自宅に自分の部屋がなく、エッセイを書くのはリビング、台本読みはお風呂や車の中と話していた保奈美。大女優の“仕事部屋”として、また夫から逃れるための“自室”と考えたらマンション購入もなくはないーーのか。

とんねるずの“復活”はあるのか

 では最後に、2人はまた「とんねるず」として出演して、テレビをおもしろくすることができるのだろうか。

小室哲哉さんと同様に築いてきた時代が終わったという感じがしますので、それは難しいかもしれません。功労者なのは間違いないのですが、若い世代はわからないでしょうが、石橋さんの持ちネタの“オナラじゃないのよ”などの下ネタや、“パワハラ”要素を含む言動で笑いをとることが許された時代だからこそ。

 今はコンプライアンスが厳しくなり、各局が視聴者やネットの目を恐れて自粛する、“とんねるずらしい芸”が放送できない時代なんです。なので、“見たい人が見る”YouTubeなどのコンテンツで新しい方向性を見出すかもしれませんし、2人にはそれだけのパワーがまだあると思います」(佐々木氏)

 “時代のせい”だと言い訳せずに、再び新しい時代を築いてくれるだろう。