身近にあるものでできる鼻うがいの方法は、以下を参照。鼻、のど、耳に病気や不調がある人、誤嚥(ごえん)の心配がある人は、医師に相談のうえ行おう。

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■「鼻うがい」のやり方

(1)約37度に温めた0・9%の食塩水(水1Lに対し、塩9g)を100mlほど準備し、広口のコップに入れる。

(2)身体を前に傾け、左の鼻の穴を押さえながら右の鼻の穴をコップに近づけて食塩水を吸い込む。左の鼻もしくは口から食塩水を出す。

(3)同様に右の鼻を押さえながら、左の鼻から食塩水を吸い、右の鼻もしくは口から食塩水を出す。

※注意:水は湯冷ましやミネラルウォーターなど清潔なものを使う。食塩水はそのつど作り、保存しない。薬局で売っている生理食塩水を使うと手軽。

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 試しに編集部員もやってみた。1回目は塩水が適温に達しておらず、痛くてうまくできなかった。2回目は湯冷ましの塩水を使用。温度を測り適温を確かめて行い成功。鼻の奥のほうがスッキリして、とても気持ちよかった。でも、初回は鼻から水を吸い込むのにかなりの勇気が必要だった。初心者はどうすれば?

「蒸気があると鼻の中が湿って通りがよくなるので、入浴中に行うといいでしょう。また、塩水を鼻から吸い込むことに抵抗がある人は、市販の鼻うがい商品を試すのも一案でしょう」

鼻うがいは1日1回まで
やりすぎは逆効果に

 一般的な商品は、専用容器と体液に近い液体(またはそのもと)がセットになっており、1000円前後から購入可能。専用器具は鼻に液体を噴射しやすい形状で、初心者でも無理なく行える。さっそく試したところ、使いやすいし、痛みもない。これなら1日に何度も鼻うがいしたいと思った。でも、ここで注意が必要!

「鼻の中やのどの表面は線毛という小さな毛で覆われており、線毛には菌を追い出したり粘膜を保護したりする働きがあります。感染予防を徹底するあまりに、やりすぎると線毛を壊してしまうことも。また、鼻本来の感染予防機能の低下にもつながります。鼻の正常な環境を壊さないよう、やりすぎに注意しましょう」

 目安は1日1〜2回。いつもの手洗い、口うがい、アルコール消毒に鼻うがい習慣もプラスしては。