うちに来る途中で力尽きたみたいで……

 薄いしま模様の「シマちゃん」(推定10歳、メス)と「10年の付き合いだった」と話すのは古澤亜希子さん(49)。寅次郎の死に先んじて、世話していた3匹が昨年11月下旬から立て続けに死亡した。

「シマちゃんは亡くなる2日前から様子がおかしかった。ほかの2匹と一緒に朝ごはんを食べにきたのに、まったく食べず鳴いて甘えるだけ。“どうしたの?”と心配していたら、それきり姿を見せなくなりました。

 近隣宅から“うちの敷地内で猫が亡くなっている”と連絡をもらって駆けつけたら、シマちゃんが塀のそばで倒れていて体がもう硬くなっていたんです。うちに来る途中で力尽きてしまったみたいで……」

ミーちゃんが死亡していた場所を説明する古澤さん
【写真】げんの腎臓の数値は「140.0以上」と赤字で測定値突破が示されて

 翌日には「ミーちゃん」(推定12歳)がエサを食べなくなり、食いつきのいい高級キャットフードを与えてもペロッとひとなめするだけに。毛づやがボソボソになって動こうとせず、気づいたときには玄関先で冷たくなっていた。

 その2日後には「クロちゃん」(推定5歳)が姿を消し、数日後に死亡。死ぬ直前の様子を目撃した男性の話では、弱々しく寝そべったまま、立とうとしても立てないように見えたと話してくれたという。

「さすがにおかしくないか」

 と古澤さんは感じ取り、ほかの地域猫を世話する住民らに声をかけた。すると、うちに来る猫も最近おかしくて……と類似するケースがほかにもあると知った。