3月20日、不倫離婚騒動の渦中にある福原愛、その実母・千代さんが台湾から帰国。車椅子で羽田空港のロビーに現れた千代さんを迎えたのは福原の兄だった。

 福原は母の帰国に合わせて、マネジメント会社の『電通スポーツパートナーズ』経由で《母は、高齢で介護も必要なため、皆様にはご配慮いただけますと幸いです》との書面を発表したものの、彼女自身が空港に迎えにくることはなかった。

 一方で、台北の松山空港から出国する際に彼女に付き添ったのは、義母の出国手続きをとった夫の江宏傑(ジャン・ホンジェ)選手と、2人の子どもと彼の両親。総出で“家族”を見送ったのだ。

 江選手は同日、インスタグラムのストーリーズにて《故郷に戻るのは複雑な気持ちですが、いつも健康でいられることを願っています》と、義母に向けたと思われるメッセージを寄せた。

モラハラは本当にあったのか

 今回の彼の対応を含めて、一連の騒動を取材する芸能リポーターはとある疑問をもったようだ。

「愛ちゃんの不倫騒動の一方で、“夫からモラハラを受けていた”とも報じられましたが、かたや不倫を絶対に認めようとはしない彼女に対し、彼の一貫した紳士的な言動を見ていると本当にモラハラがあったのかと思えてしまいます。もちろん、表面には見せない夫婦関係もあるとは思いますが、少なくとも千代さんにとって良き“息子”で、子どもにとって良き父親なのでは、と。

 もしも母親に対して日常的にひどい言葉や態度を向けていた父親だとしたら、子どもたちも愛ちゃんの側にいたいでしょうし、祖母と一緒に日本に行きたがりそうなものですが……」

 福原が1月に帰国してから2か月、別居騒動が勃発した際に江選手は「リモートで妻と子どもは毎日会っている」とし、「妻は3月に戻る」とも話していた。しかし、福原は台湾に戻るどころか、子どもに会いに行くことはなかった。

「愛ちゃんはもう、江さんの顔も見たくないのでは?」とは、スポーツ紙芸能デスク。

「彼女は1月に東京を拠点にした個人事務所を設立し、モラハラを報じた『週刊文春』はすでに“離婚届を夫に送っている”とも報じました。仮に協議に入って財産分与や親権でもめるようなら、次に夫婦が顔を合わせるのは裁判所になるかもしれません。

 決定的とも言える写真を撮られながらも、愛ちゃんが頑なに不倫関係を否定するのは裁判を見越してのことで、夫のモラハラ報道も法廷で優位に事を運ぶための“印象操作”という可能性も否定できない。ひとつ言える確かなことは、彼女に優秀なブレーンがついた、ということでしょうね」

 4歳で「天才卓球少女」としてテレビデビューし、泣きながらも試合に臨む“泣き虫愛ちゃん”の姿は視聴者のハートを鷲掴みにし、瞬く間に“国民的アイドル”になった福原。10歳でプロ契約を結ぶとメキメキと才能を開花させ、2004年に15歳の最年少でアテネオリンピックに出場。

 するとテレビ番組やCMへの出演、また各種イベントにも引っ張りだことなり、卓球選手の枠を超えてタレントとしても“稼ぐ”存在になっていった。