4月16日の午前中、東京・品川区内の路上で複数の警察官に囲まれて事情聴取を受けるジャージ姿の女性は、歌手の華原朋美だ。

報道によれば、華原さんはタクシーで移動中、後を追ってくる別のタクシーに気付き乗客の男を問いただしたところ、腕をつかまれたり肩を押されたりといった暴行を受けたそうです。加害者はどうやら週刊誌の記者だということです」(スポーツ紙記者)

 現場に偶然居合わせた人物は、当時の状況をこのように語る。

「華原さんは警察官に対してジェスチャーを交えて状況を説明していました。加害者が乗っていたタクシーの後ろにもう1台、乗用車も止まっていたので、2台から追跡されていたようです」

 ’96年に小室哲哉のプロデュースにより『I'm proud』をリリースしミリオンセラーを達成した華原は、これまでも週刊誌をはじめ世間の注目を集めてきた。

「'98年に交際していた小室さんとの破局をきっかけに精神的に不安定になり、2度の活動休止を余儀なくされました。昨年9月に所属していた事務所を退社しましたが、その後はSNSで積極的に発信したりボイストレーニングを始めたりなど、歌手活動の再開に向けて動き出していましたね。今年3月には、配信ライブを開催したところでした」(芸能プロ関係者)

 4月1日にはマツコ・デラックスと矢部浩之が司会を務める『アウト×デラックスSP』(フジテレビ系)にも出演し、赤裸々トークを披露。今回のトラブルは完全復帰と思われた矢先の出来事だった。

「‘90年代に一世を風靡した彼女は、今でも話題に事欠きません。活動再開したことで、各メディアも動向を注目しているのでしょう」(同・芸能プロ関係者)

窓口の人物が語ったこと

 逮捕された記者は、彼女のスクープを追っていたのだろうか。華原の窓口を務める人物に問い合わせると、心配と安堵が混じった口振りでこう答える。

会社側に事件の話が届いたのは午後4時ごろです。それまでは華原が1人で毅然と対応していました。詳細については確認中です。記者が来た目的はわかりませんが、彼女にとっても大事な時期なので、あまり大ごとにしたくないというのが本心です

 ようやく復帰の光が見えてきた華原。3度目の活動休止にならないことを願いたい。