脚本家の橋田壽賀子さん(享年95)が亡くなった。

 その代表作のひとつ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)に30年近く出演した、えなりかずきもブログを8年ぶりに更新、別れを惜しんだ。

えなりの“実の母”はどんな人?

 ただ、ここ数年、彼は母親役の泉ピン子と共演NGになっていた。橋田さんが生前、語ったところによれば「一緒に出ると、えなり君がおかしくなるんですって。発疹が出たり」とのこと。実際、ふたりの絡みは2015年が最後だ。それ以降のスペシャル('16、'17、'18年)でそういうものはなかった。

 とはいえ、その背景には、えなりの母親とピン子の対立があるという。つまり、実の母とフィクションの母の奪い合いという構図だ。

 フィクションといっても、多くの人にとって、えなりは『幸楽』の息子。あるいは、五月(泉ピン子)と勇(角野卓造)の息子であり、キミ(赤木春恵)の孫だ。いわば、国民的息子あるいは孫というキャラなのである。

 一方、実の母のステージママぶりも業界では有名だった。筆者が20数年前、テレビ誌でインタビューした際も、担当編集者に「お母さんがちょっとうるさい人なので」と、イメージに合わない質問はしないよう釘を刺されたものだ。

 '07年には、えなりが風俗好きだと報じた『日刊ゲンダイ』が抗議を受け、謝罪。また「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」というネタを開発した、ものまね芸人・ホリの「先にシャワー浴びてこいよ」という下ネタも、事務所の意向で封印させられたという。