今年4月に長塚圭史がKAAT神奈川芸術劇場の芸術監督に就任した。

「長塚さんは名優・長塚京三さんの息子で、'09年に常盤貴子さんと結婚。演劇一家の一員ですね。一流の俳優であるだけでなく、劇作家、演出家としても高く評価されています」(スポーツ紙記者)

 今回の芸術監督就任は、長塚が新たに大きなステップに進むことを意味する。

「KAATは'11年に開館し、初代芸術監督が宮本亞門さんで2代目が白井晃さん。いずれも日本演劇界を支えてきた大御所です。その後を継ぐわけですから、とても名誉な称号を得たのは間違いありません。名実ともに演劇界のトップに立ったといえるでしょう。この大役をつかむまでに常盤さんの支えも少なからずあったそうです」(演劇ライター)

 就任第1弾の公演として、5月15日から舞台『王将』が上演される。

「天才将棋棋士の坂田三吉の生涯を描いた作品で、'17年にも下北沢の小さな劇場で上演されました。今回の公演も常盤貴子さんは出演しますから、演出と俳優で夫婦共演ということになりますね」(前出・演劇ライター)

夫婦で芝居談義も

 長塚と常盤は結婚して10年以上になるが、仕事場でも仲のいい様子を見せている。

ラブラブですよ(笑)。稽古場でも気がつくと一緒にいて楽しそうに話してますね。常盤さんは芸術劇場の駐車場で裏方のスタッフさんに会うと、 “お疲れさまですー! よろしくお願いしますー!”と明るく声かけをしていました」(舞台関係者)

神奈川芸術劇場のロビーでスタッフと打ち合わせしている長塚圭史。終始マスクをはずさず、コロナ対策は万全

 現場では夫の長塚をかいがいしくサポート。

「'17年の舞台のときも、常盤さんは若手や無名の役者と一緒に荷物を運んだり、劇場の後片づけを率先してやったりしていたそうです。手作りの料理を差し入れたこともあるそうですよ」(芸能プロ関係者)

 仕事仲間という意識が強く、家でも芝居談議をすることが多いという。

映画や舞台を一緒に見て、“この作品はここがいい”“あそこはこういう演出のほうがよかった”などと作品の批評をしあっているそうです。長塚さんが書いたエッセイや脚本を読んで、常盤さんが率直な感想を言うことも。長塚さんは素直にアドバイスを聞いていて、“本当にいい相棒”と話していたことがありました」(同・芸能プロ関係者)

 演劇に関わる者としてリスペクトがあるからこそ、夫婦仲も良好なのだ。

「長塚さんは“うちの奥さんの芝居は、すごくいいんだよ”とよくノロけています。常盤さんも負けてはいなくて、“うちの夫の演出は素晴らしいんです”と笑顔でべた褒め。妻から褒められるから全力で仕事に向かえるんですって。芸術監督就任は、常盤さんの内助の功があってこそだと思いますよ」(前出・舞台関係者)

 芸術監督を生み出したのは、家庭を巧みに“監督”する常盤のおかげかも。