玉木マリエパスカルからの“削除依頼”

「やばいよやばいよ」「カンベンしてくださいよぉ〜」「マジですいませんマジで」「ぶっちゃけ」──。

 こうしてみると、誰でも一度は使ったことのあるフレーズなのに、言い方ひとつで『出川語』と化してしまうのは凄いことではないだろうか。しかし、この能力がいまの彼にとって足枷となってしまっているのは事実。

 現在、視聴できる限りのマリエの告発では、出川がほかの紳助の取り巻きと一緒に、「ヨイショヨイショ」していたと表現されていたが、上述したようなフレーズについては何度見ても確認できなかった。インスタライブ視聴者(約250人ほど)のうちの誰かが証言したのかもしれないが、それも定かではない。拡散力の高い匿名インフルエンサーやマリエを支援する活動家など、さまざまな視点から急速に拡散されゆくうちに、原型がなくなっていった可能性も大きいだろう。

 現在、一部インフルエンサーがシェアし続けていたYouToube動画のURLを踏むと、

《この動画は、玉木マリエパスカルから著作権侵害の申し立てがあったため削除されました》

 と表示される。この玉木というのはマリエの本名。つまり、本人がアーカイブの削除に奔走していることがわかる。

マリエの告発動画は本人と思しきアカウントから削除要請をされ……
【写真】YouTubeに動画削除を求めるマリエ

 酒に酔いながらライブ配信していた彼女だが、ここまでの大騒動になるとは本人も思いもしなかっただろう。結局、出川のイメージは毀損されたまま、幕引きを迎えてしまうのだろうか。

 とにかく、拡散力の高いSNSと、創作に強い現実味を帯びさせてしまう『出川語』との相性は良すぎることだけはわかった。本人にとっては迷惑極まりないだろうが。「いいじゃん、いいじゃんマリエちゃん」、“言ってそう”なだけで言っていないと信じたい。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉