「相手を大事にすることも大切だけど、まず自分を大事にしないときっと相手を大事にできませんから」(『好書好日』'18年8月配信)

 2018年に公開された映画『寝ても覚めても』のインタビューでこう語っていた唐田えりか(23)。そんな彼女が、あの騒動以来、唯一、公の仕事としてやってきた雑誌の連載が、休刊に伴い終了した。

復帰作の最後でも貫き通す唐田えりか

 あの騒動とはご存知のとおり、2020年1月、冒頭の映画で共演した東出昌大との不倫。それ以来、思うように芸能活動ができなかった彼女にオファーをかけ、それを受けたのが月刊誌であるカメラ雑誌『日本カメラ』でのポエム連載だ。

「1月の不倫報道では、唐田のインスタグラムに東出を連想させる投稿や、彼の写真が複数あったことがツイッターなどのSNSで拡散され、“匂わせ不倫”と言われていました。その後、芸能活動を自粛することになってからは所属事務所で事務仕事をしていたようですが、復帰に選んだのがまさかの“趣味のカメラ”というジャンルだったことは驚きでした」(芸能関係者)

 そんな唐田の復帰作となた、1発目のポエムではこんなフレーズがあった。

《いつぶりかに現像した写真を見て、「ああ、なんかすごく自分」と思った。残酷なほどに。見ながら、見られていた。見られながら、見た。》('20年12月19日発売『日本カメラ1月号』)

 東出と共演した前出映画での一コマで、二人が出会うきっかけとなった写真展のひとつが『みるもの、みられるもの』というタイトルだったため、似通ったフレーズに《また匂わせ?》《懲りてない》などとSNS界隈ではささやかれてしまうことに。

 その後、彼女の連載は毎月掲載されたが、4月20日発売の5月号をもって休刊することが発表された。

「『日本カメラ』、『アサヒカメラ』('20年7月に休刊)、『カメラ毎日』('85年に休刊)は“3大カメラ雑誌”と言われるほど、カメラ好きやカメラに携わる人なら誰でも知っている雑誌です。『日本カメラ』は“3大カメラ雑誌”の中で唯一残っていただけに、今回の休刊で73年の歴史に幕を閉じることは寂しいですね」(芸能誌カメラマン)

 専門雑誌の休刊に、多くのカメラファンが残念だと口を揃えた。また、現時点で唐田の唯一の仕事であり、ファンも毎号楽しみにしていたはずだ。しかし、唐田が最後の連載として掲載した第5回の『海の幸』は衝撃的な内容となっており、またも周囲をザワつかせているという。

《大切なひとを通して、大切なものに出会った。
 私はもうあなたなしでも、
 あなたがくれた沢山の大切なものたちと、
 羽ばたくことができる。》

 自身が撮影した波打ち際の写真とともに掲載されたこのポエム。彼女は一体、何を感じ、誰に別れを告げたのか。

「誰に別れを告げるもなにも、また彼女の“匂わせ”以外何もないでしょう(笑)。どんな思いがあるにせよ、自分が何を書けば、どんな反応が起こるかはわかっているはず。相手夫婦は離婚までしてしまったのだから、もう匂わせたりしないほうが、お互いのためだと思いますがね」(前出・芸能関係者)

 このポエムの真意について所属事務所に問い合わせてみたが、期日までに返事はなかった。

 真意はどうあれ、新しい一歩を踏み出そうとしている彼女の決意表明ともとれる最終回のポエム。まだまだ女優復帰はイバラの道かもしれないが、“何か”に別れを告げた唐田の、今後が気になるところだーー。