身近な“もやもや”を通して琴線に触れる人間模様を描いたドラマ10『半径5メートル』(NHK総合金曜夜10時~)で、女性週刊誌の若手編集者と型破りなベテラン編集者を演じている芳根京子と永作博美。初共演ふたりのとっておき秘話!

去年の秋からドキドキ、人見知りではないよね

――初共演した感想は?

芳根京子(以下、芳根) 永作さん主演の映画『朝が来る』を拝見して、演技力に圧倒されてすごい怖くなっちゃって。“この子はダメだな”と思われたらどうしようとか。去年の秋からドキドキして、ご一緒できる喜びよりも怖いと親に言いました(笑)。

永作博美(以下、永作) 第一印象は“あっ、べっぴんさん”、スカウトされちゃうよねと思いました。撮影現場で“実は怖かったんです”という話を聞いてビックリしながらも(気持ちが)うれしかったですね。

芳根 クランクイン前に(第1話に登場した)こんにゃく作りを練習することになって、そこで初めてお会いして緊張が和らぎました。料理の手順には、その人の素が見えるのでほっとしたのを覚えています。撮影に入ってからも気遣っていただき、お茶を作ってきてくださったりすごくうれしかったです。

永作博美 撮影/伊藤和幸

永作 忙しそうで体調が心配だったので、私がいいなと思って飲んでいるお茶を持っていきました。

芳根 役でも私個人としても心身ともに支えてもらっています。(芳根演じる)風未香は(永作扮する)宝子さんに振り回されたりもするけど、バディみたいな感じで永作さんと共演できて本当にうれしく思っています。

 同世代の女優友達から“永作さんと共演できていいな”とうらやましがられるたびに“いいでしょ!”と自慢しています。

永作 現場で話すようになったら“私、人見知りなんです”と言うので、たくさんのことに気を使いすぎているとは思ったけど、人見知りではないよって(笑)。

 でも、いろんなことに悩んでいる姿は刺激を受けるし、私自身が原点に戻れる感じです。若いエネルギーと一生懸命さに新鮮な気持ちになります。私が24歳のときは、女優に転身したばかりで高校生役を演じていた。芝居に対して抗っていましたね。