「まさか自分が出られるとは思わなかった。人生でも信じられないくらいの驚きをいただきましたね」

 最初のころは“ドッキリの札はまだなのか?”と思っていたそうだが、

「撮影を重ねる中で、ついに確信に変わってきました。もし今、ドッキリだと明かされたら? ここまできたら、もう笑えないでしょう。そして、ずいぶんお金のかかったドッキリですよね(笑)」

「人からの影響を受けやすい」

 夏ドラマの先陣を切って始まった月9『ナイト・ドクター』。舞台は、昼夜完全交代制を試験導入した病院。夜間救急専門の救命医療チームの奮闘と成長を描く。

 演じる深澤新は、病気がちの妹のために医師となった元・内科医。“救急医なんて絶対やりたくない”と思っていたのに、チームに組み込まれてしまう。

「共通点はある意味、単純なところですね。深澤も誰かのひと言、ひとつの出来事で、方向性ややる気が変わっていくタイプ。自分は深澤ほど素直ではないですけど(笑)、人からの影響を受けやすいので。そこからマインドが変わっていく、ということはありますね。もちろん、すべてを受け入れるわけではなく、選択は自分でしています

 下顎挙上、足背動脈、プライマリーサーベイ……など、医療専門用語も多い。

「大変ですね。使ったことのない言葉だと、頭に入りにくいんですよ。言いにくい言葉ばかりですし、難しいですね。なおかつ、スピード感が求められる空間で、手の動きなどもついてくるので。正直、ちょっとビビりました(笑)」