「勝った選手にも、負けた選手にもたくさんのドラマがありました」

 8月8日に行われた東京オリンピックの閉会式で、大会の“顔”を務めた相葉雅紀は、感慨深い表情を見せた。

 現在、相葉は3本のレギュラー番組を抱えているが、特に『VS魂』(フジテレビ系)には強い思いを持っている。

「嵐が2008年から昨年末までメインを務めた『VS嵐』の後続番組。レギュラーメンバーがスタジオでゲストとさまざまなゲームで対決する形式を引き継いでいました。相葉さんのほか、風間俊介さん、Sexy Zоneの佐藤勝利さん、ジャニーズWESTの藤井流星さん、King & Princeの岸優太さん、ジャニーズJr.『美 少年』の浮所飛貴さんが出演しています」(スポーツ紙記者)

 番組名は変わっても、“伝統”を守り続けてきたが、最近“ある変化”が……。

「7月15日の放送回から、レギュラーメンバーがゲストと野外でスポーツや料理をする企画にリニューアルしたんです。でも、今までのスタジオで、相葉クンたちがワイワイする空気感が好きだったので、ガラッと内容が変わってしまって、ちょっと戸惑っています」(嵐ファンの女性)

総合演出担当者が外された

 大幅に番組内容が変わったのには、こんな事情が。

「『VS嵐』の放送開始当初から総合演出を担当していた古巣のスタッフのAさんが、担当からはずれたんです。6月から別のスタッフが演出を担当するようになり、内容を一新したようです」(制作会社関係者)

 Aさんは、特に相葉とのつながりが深かった。

ゲームやアトラクションで対決する方式は、相葉さんがAさんに提案したことで生まれたんです。今年から番組を引き継ぐことに不安をにじませていた相葉さんにとって、一緒に番組を作ってきたAさんの存在は支えになったはず。彼が担当からはずれることにショックを受けていましたよ」(同・制作会社関係者)

 Aさんが“降板”したことについて、フジテレビに問い合わせると、

「番組制作の詳細についてはお答えしておりません。これからも視聴者のみなさまに楽しんでいただけるような番組を放送してまいります」

 リニューアルの背景には、視聴率の問題があったようだ。

番組開始当初から、平均視聴率は5~6%と苦戦していました。テレビ局としては、なんらかのテコ入れをしたかったのでしょう」(芸能プロ関係者)

 番組内容が変わったことで戸惑うファンもいるようだが、こんな声も。

「身体を張ったロケに挑む姿を、楽しみにしている人も多いんですよ。10年以上続いた番組の内容を大きく変えたら、慣れるまでに時間がかかるのは当然。これから、歓迎する声も増えると思いますよ」(同・芸能プロ関係者)

 たくさんの人を“カンゲキ”させる番組になることを期待したい!