昨今のジャニーズ事務所が何かと慌ただしい。この1か月だけでもTOKIO・長瀬智也(42)、King & Prince・岩橋玄樹がグループを脱退し事務所を退所、さらにHey! Say! JUMP・岡本圭人(28)も4月11日をもってグループから脱退した。

グループ脱退までの経緯

 '07年11月にHey! Say! JUMPとしてデビューした岡本は、ドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)や『ファーストクラス』(フジテレビ系)にも出演するなど俳優としても活動。父は同じジャニーズ事務所の元「男闘呼組」の岡本健一(51)であることから“ジャニーズの二世”、“親子揃ってジャニーズ”という点でも注目を集めていた。

「9歳の頃から約5年間、イギリスに留学していたから語学も堪能で、一般入試で上智大学国際教養学部に入学しました」(スポーツ紙記者)

 しかし、'18年4月に大学を中退すると、同年9月にはアメリカの演劇学校「アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツ」ニューヨーク校に留学。2年間、芸能活動を休止することに。

昨年7月に演劇学校を卒業し、しばらくアメリカに残ってオーディションやレッスンをしていましたが、コロナ禍ということもあって、結果を出せず12月に帰国したそうです。学校在籍中は寮にいることができましたが、卒業後は自立。といってもニューヨークは家賃も高いので、経済的にも苦しかったようです」(芸能関係者)

 ただ、演劇学校を卒業し、帰国しても岡本がグループに戻る気配はなかったという。

そもそもグループを離れた最大の理由は、歌とダンスより俳優としての活動をメインにしたいという意向が強かったからなんです。岡本はメンバーの中でも、ダンスが苦手でかなり苦労していました。しかも留学以降、JUMPのダンスのレベルは高くなっており、ブランクのあった彼が戻りづらいと感じたのかもしれません」(同前)

 岡本は脱退にあたり、次のようにコメントを発表している。

《この2年半海外で僕は演劇を学び、世界で活躍する夢に向かっている方々と一緒に過ごしていく中で、自分の人生について考える時間が多くなりました。これからの人生をどうやって歩んでいくか、そして1人の男として叶えたい夢ができ、その夢を叶えるために僕はこれから役者として活動していきたいと思いました。メンバーにこの思いを伝えたところ、みんなが受け止めてくれたと同時に、これからの僕の人生を応援してくれて、別々の道でも頑張っていこう!と言ってくれました》