前科3犯の“凶悪”性犯罪者が、また捕まった──。

 ネットで知り合った女子高校生にわいせつ行為をしたとして8月19日に現行犯逮捕されたのは、三重県津市に住む職業不詳・安部光浩容疑者(38)だ。

「容疑者は都内に住む女子中学生を装いSNSで女子高校生に接近。西東京市内にあるホテルで会う約束をし、待ち合わせ場所に現れた女子高校生を無理やりホテルに連れ込み、胸を触るなどの行為に及びました」(テレビ局記者)

 少女が友人に助けを求めるメッセージを送ったためすぐに警察官が駆けつけ、逮捕に至った。2人は初対面だった。

 わいせつ目的でわざわざ三重から上京していた容疑者。調べに対し、「合意の上だった。初対面の女性でも警戒されないため(安心させてあげるため)女子中学生を装っていた」とあきれた供述をしている。

 最近ではラブホテルで女子会を行う人も増えているそうだが、まさかやりとりしていた相手が中年男性だとは、少女も思わなかっただろう。

周囲には順調に見えた容疑者の人生

 そんな安部容疑者は、三重県津市で生まれ育った。地元の友人によると、

「昔からぽっちゃりした体形でしたね。とにかく無口で温厚な子でした。ただ、気にくわないことがあるとクレーマーのようにブチ切れることもあり、二面性がありましたね」

 小学生のときから野球を始め、高校時代には野球部に所属。弱小校だったが、サードでレギュラーだった。

「高校卒業後は名古屋にある私立大学に進学。大の車好きで、卒業後は自動車整備工場に就職しました」(同・友人)

 交際相手はずっといなかったものの、周囲には順調に見えた容疑者の人生。ところが10年ほど前から転落の一途をたどることになる……。