スキャンダルと言葉遣いが苦手の要因

 光あるところには影がある。好きな若手がいれば、苦手な若手も存在する。アンケートでは「とくにいない」が736人で最多だったが、挙がった名前を見ると、俳優やお笑い芸人、アーティストなどさまざまな職種の有名人が名を連ねている。

 1人はお笑い第7世代の筆頭としてバラエティーに引っ張りだこの霜降り明星粗品(28)。コメントでは「言葉遣いが荒く、品がない」(70代)、「何を言っているのかわからない」(80代)など、彼の発言に対して苦手意識を持つ声が挙がった。

「もしかしたら先輩に対する態度などが悪印象につながっているのかもしれませんね。とはいえ、80代の女性から名前が挙がるのは、お笑い芸人としてはインパクトを残す意味で成功かもしれません」(沖さん)

 そのほか『水曜日のダウンタウン』でクズ芸人として活躍する安田大サーカスのクロちゃん(44)には「ウソをつくから」(50代)という声も。お笑い芸人はバラエティーのイメージが苦手につながるケースが多いようだ。

 そして、苦手な若手アンケートで顕著だったのが“スキャンダル”の影響だ。2020年に不倫報道で世間を騒がせた俳優、東出昌大(33)に対して「誠意が感じられない」(70代)、「最低、杏ちゃんがかわいそう」(60代)など、彼の不貞に対する嫌悪感は今も根強く残っている。

 そして、当て逃げ事件を起こして逮捕された俳優・伊藤健太郎(24)は不起訴になったものの、いまだ表舞台には帰ってきていない。

伊藤健太郎
伊藤健太郎

「伊藤くんは朝ドラの『スカーレット』で、薄命の青年を演じて40代以降からも支持を得ていました。演技の評価も高く、まさにこれからの若手でしたが、本当に残念。不起訴とはいえ犯罪のイメージがつくと復帰は難しいですね」(沖さん)

 コメントでも「もう少し精進してほしい」(50代)、「事故を起こしたあとの対応や、謝罪時の印象から反省が感じられない」(40代)など、厳しい声が目立った。

 沖さんは、若手を好きになる理由と苦手になる理由には、共通項があると話す。

共通しているのは『清廉潔白さ』です。ファンはドラマや映画で見る有名人に人間的で誠実な人柄を求めています。

 一方、苦手になるきっかけも、不倫や素行の悪さなど、不誠実な印象を一度受けるとそれまでなんとも思ってなかった人でも、一気に苦手になってしまうようです。

 犯罪は言語道断ですが、昔なら許された“裏の顔”も、今は通用しなくなっていますね」(沖さん)

 ひとつのスキャンダルが命取りになる有名人たち。彼らは、華やかだが厳しい世界を生きているのだ。

解説してくれたのは……●沖直実(おき・なおみ)●イケメン評論家。1964年、東京生まれ。1992年にラジオパーソナリティーとしてデビュー。その後、FMやAMでパーソナリティーをしながら、2004年からイケメン評論家として「沖直実のいい男祭り」を開催。斎藤工、城田優や宮野真守、瀬戸康史などをいち早く発見。ネクストブレイクタレントやオリンピックアスリートなどのイケメン情報や傾向を情報番組や女性誌でコメントするなど精力的に活動。