9月9日発売の『週刊文春』が、アンミカの夫にまつわる“疑惑”を報じた。アメリカ人夫のセオドール・ミラー氏が社長を務める会社が雇用調整助成金を不正受給した疑いがあるというのだ。

 スポーツ紙芸能デスクが解説する。

「記事によると、従業員30人ほどながら年間売上15億円を誇る、イベントの企画制作を主な事業とする会社を経営するも、コロナ禍によって仕事が減少。社員の実際の勤務日数を少なく申請することで、休業手当の一部を国が補助する“雇用調整助成金”を多く受け取っていたというのです。

 これが事実なら由々しき問題で全額返金はもちろん、悪質と判断された場合は刑事告発もあるとのこと。コメンテーターとしても活躍するアンミカさんだけに、今後の発言が注目されます」

 本業のモデルとは別に、明るく人情味あふれる関西の“オバちゃんキャラ”でバラエティー番組にも引っ張りだこのアンミカ。特に、その歯に衣着せぬ忖度ない発言力はワイドショーや情報番組のコメンテーターとしても重宝されており、現在は『ミヤネ屋』(日本テレビ系)準レギュラー、『バイキングMORE』(フジテレビ系)月曜日レギュラーを務めている。それぞれでMCを務める宮根誠司、坂上忍からも頼られる存在だ。

 今年6月にも『バイキング』にて、経産省のキャリア官僚による家賃支給給付金を騙し取った事件を問われ、夫の会社も助成金を受給していたことを知っての発言だったのか、「給付金の手続きがより厳正になって、遅れる人が増えてくることが腹立つ。ほんまにバカタレ!」とバッサリ切ったばかり。

 そして今回の夫の疑惑についても、文春の取材に事実の有無こそ明らかにしなかったものの、《きちんと疑惑を払拭するべきです》と事務所を通じて回答して見せたアンミカ。ネット上でも、いつものように小気味いいコメントを期待する声が溢れている。

“コメンテーターとして責任持って発言してくれるでしょう”“バイキングが楽しみ”などと、彼女のワイドショーにおける説明が待たれている様子。普段は他者を断罪する立場にいるだけに、今度は夫にかけられた疑惑を身近にいる妻として払拭する必要がありそうですね」(前出・スポーツ紙芸能デスク)

番組が“スルー”を決め込む事情

 とはいえ、「おそらくは報道自体をスルーでしょう」とは、他局の情報番組ディレクター。

「人気のアンミカさん絡みで視聴率は稼げそうな話題ではありますが、ミラー氏サイドは助成金の受給を認めてはいるものの、不正については“調査中”としています。労働局が動いて、実際に“クロ”と判断された場合は各局がニュースとして、『ミヤネ屋』さんや『バイキング』さんも取り扱うのではないでしょうか」

 現在のところはあくまでも“疑惑止まり”であって、助成金の返金が行われたわけでも外部調査が入っているわけでもない。“事件化”していない以上は放送することが難しいということか。

「それでもアンミカさんの性格からして、番組内で“騒動の謝罪と弁解をさせてほしい”などと自らスタッフに申し入れることも考えられます。でも、彼女のコメント力は番組にとっての“売り”にもなっているだけに、現時点では話をさせることはないと思います。

 それと、気になるのはアンミカさん、そのミラー氏との取り決めで年末年始と夏休みに2週間の休暇を取るという夫婦の約束事があるそうです。まだ取得した様子は見られませんから、騒動を機に出演自体が見合わせになる可能性もありそう(苦笑)」(前出・情報番組ディレクター)

 コメンテーターとしての力量が計られそうだ。