YouTubeで話題になるウォンビン

 “韓国のキムタク”と呼ばれるイケメンで、韓流四天王のひとりだったウォンビン。映画『パラサイト』でカンヌ国際映画祭の最高賞、パルム・ドール賞を獲得したポン・ジュノ監督作品『母なる証明』('09年)や翌年の映画『アジョシ』以降、まったく俳優活動をしていない。

“大作への出演が決定”というニュースが流れても、そのあとなにかしらの理由で覆されることが多いです。オファーされた役柄と違ったとか、プレッシャーが大きすぎるとか理由はさまざまですが。最近も10年ぶりにドラマ『プルガサリ』で復帰か? と報道されましたが、事務所が否定しました。ただ、ウォンビンと妻で女優のイ・ナヨンはCMがなくなることがないんです

 夫妻は同じブランドの別のコービー商品のCMにそれぞれ出演中。夫はほかにアパレルブランドのイメージモデルに、妻は化粧品などのイメージモデルを務めている。

ふたりとも家庭を大切にしていて、まったく私生活を公開しません。神秘主義というか。CMでしか見ることができないということで、さらに希少価値が上がっているんじゃないですかね(笑)。ウォンビンの映画『アジョシ』は10年以上前の作品になりますが、いま見てもカッコいい。最近も韓国の人気YouTuberが名作映画として紹介していました。採り上げられるたびに、また人気が復活するんです。こうやって期待されることで、また作品に出にくくなっちゃうのかなとも思いますけど(笑)

 イ・ビョンホン、ペ・ヨンジュンといった俳優たちが旋風を巻き起こした第1次韓流ブームから約20年。いまのブームを牽引するBTSや、ヒョンビン、パク・ソジュンたちは20年後、どんな姿で私たちを楽しませてくれているだろうか?