'21年も残り2か月半となり、年の瀬が迫っている。年末といえば、やっぱり紅白だ!

「昨年は新型コロナウイルスの影響で無観客での開催となりましたが、今年は有観客で実施することになりました」(スポーツ紙記者)

 NHKは、出場者の選定に奔走しているが、今年の“目玉”として考えているものが。

「東京オリパラ関連の企画をやろうとしているんですよ。その中で、『NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』を務めた櫻井翔さんと相葉雅紀さんをスタジオに呼ぶ計画がありました。嵐の『カイト』はオリンピックのテーマソングでもあるので、彼らがいないと締まりませんからね」(NHK関係者)

 “ビッグプロジェクト”は着々と進んでいる、と思いきや─。

東京オリパラ関連で出演する案は頓挫しかけているんです。2人はオリパラの功労者なので、何らかの形で出てほしいんですけどね……」(同・NHK関係者)

 彼らの“紅白出場”が夢幻になりつつあるのには、こんな理由が。

NHKが2人の思いを酌んだのでしょう。櫻井さんも、相葉さんも、ほかのメンバーも“紅白には5人そろって出たい”という思いが強いので、2人だけでの出演は彼らの気持ちを裏切ることになります。何より、世間でも嵐は“5人で1つ”というイメージが強いですからね」(同・NHK関係者)

SMAPは解散、TOKIOは独立

 毎年、紅白には多くのジャニーズタレントが出場しているが、NHKはいま“ある悩み”を抱えている。

「関ジャニ∞とKing & Prince、Snow Man(スノーマン)の出場はほぼ決まっていると聞いています。ただ、紅白の主要視聴者層に合ったグループが少ないことに頭を抱えているんですよ」(芸能プロ関係者)

 それは、ここ数年のジャニーズ事務所の“混乱”が関係しているようで、

SMAPは解散し、TOKIOは“独立”。嵐も昨年末でグループ活動を休止したため、これまで紅白で常連だったベテラン組を起用できなくなっているんです。紅白を見る層は、やはり50歳以上が多いので、その層に刺さるグループが出演しないのは痛いですよ」(同・芸能プロ関係者)

 そうした事情もあって、嵐には何らかの形で関わってほしかったのだろう。前出のNHK関係者は、櫻井と相葉が紅白に出る余地はまだ残されていると話す。

彼らのW司会を考えているんです。司会は、これまでもメンバーが単独でやったことがありますし、パフォーマンスをするわけではないので、“歌手として5人で出たい”という彼らの気持ちを裏切ることにはなりませんよ

 紅白のオリパラ関連の企画で2人を出演させようとしていたことについて、NHKに問い合わせたところ、

「企画や出演者については検討中です。検討の過程はお答えしていません」

 とのこと。'21年のラストを“櫻井&相葉コンビ”で締めくくれますように……!