半生をテーマにした小説にも興味?

 ボーカリスト、俳優に加えて“文筆”にも足を踏み入れた。

「表現することは同じだけど、文章を書くことは自分で感じることや驚くことが多い気がします。

 まだ始めたばかりですが、映画や展覧会を見てどう感じたのか。そのとき感じた言葉をメモするようになりました。いつか使うことができるかもしれないと思って……」

 自分の半生をモチーフにした小説やエッセイなどにも挑戦するのは?

「ちょっと書いてみようかな。そんなことで泣いたの?というエピソードがいっぱいあるし(笑)。実話なのか創作なのか。おもしろそう」

 《自分自身を鎧うこと》から《見えない二人》を見つける往復書簡には、ステージや映像での“鎧う”魅力とは違った等身大の魅力が伝わる。

「30代になって読み返したら恥ずかしいかも。でもその年齢にしかないみずみずしさと30代、40代になってまた違った味のあるおもしろいことを残せる人間でありたいと思わせてくれる作品になるのかなと思います。

 GENERATIONSとも俳優ともイメージの違う、知られていない片寄涼太がいると思います」

 新たな扉の先にも期待です。

片寄涼太 撮影/岩澤高雄(TheVOICEMANAGEMENT)
【写真】「僕?」と、片寄涼太本人も驚いたドアップショット

【こぼれ話】
 初著書には16ページにわたってグラビアを収録。片寄本人も驚くショットが掲載されている。

「表情の切り取り方がおもしろい。ドンと寄ったカットは一瞬、誰かわからなかった。僕?と疑うような写真があっておもしろかったです」

『ラウンドトリップ往復書簡』(10月29日発売/1650円/新潮社)※記事内の画像をクリックするとamazonのページにジャンプします

『ラウンドトリップ 往復書簡』
(10月29日発売/1650円/新潮社)

スタイリスト/吉田宗平(SIGNO) ヘアメイク/石上三四郎