「再演ということで、初演よりすべてにおいて、深さや奥行きを出そうということをテーマにやっています。それがプレッシャーでもあったりしますが、命を削って、その日にできることを全部出し切る思いで駆け抜けます」

 ミュージカル『ドン・ジュアン』(東京・TBS赤坂ACTシアターにて11月6日まで/DVD化も決定)で約2年ぶりに主役のドン・ジュアンとして帰ってきたKis‐My‐Ft2の藤ヶ谷太輔。スペイン・アンダルシア地方の街、セビリアを舞台にした作品。前作でも高評価された、快楽のみを求め、多くの女性を魅了する希代のプレーボーイを演じている。

「芝居、歌がうまいだけじゃダメ」

座長として自らデザインしたチームウエアを110着ほど贈った 撮影/山田智絵

 ドン・ジュアンにとって特別な存在となるヒロイン・マリア役で今作から参加している真彩希帆は、

「藤ヶ谷太輔さんは、本当にパフォーマーとしてもとてもスターだなと。ご本人にもお伝えしているのですが、人を惹きつける魅力というのがドン・ジュアンにつながると稽古場でも思っていました」

 と、絶賛。前作に続き出演している鶴見辰吾も、

「芝居がうまくて、歌がうまいだけじゃダメなんです。ドン・ジュアンをできる人は、藤ヶ谷くんしかいないんじゃないかな。(前回に比べ)人間の深みが出てきた」

 公開ゲネプロを観劇したリポーターから、目立つ胸筋が今作の見どころかと聞かれた藤ヶ谷は、

「ははははは。前より身体は少し大きくなりましたけど、はい。このままだと“見どころはこの胸筋です”になっちゃう(笑)。でも、これだけはだけている衣装もなかなかないので。男性としての色気は、ドン・ジュアンとしてつねに出していないといけないので、そこが見どころのひとつです」