「少しでも印象よく見せようとしたのか、時折笑みを浮かべて原稿を読み上げる圭さんの一方で、真っ直ぐ前を見据えて淡々と、時に強い口調になっていた眞子さん。それでも自分が読み終えると、“次はアナタの番よ!”とばかりに隣の夫に目配せする姿に、夫婦の力関係が垣間見えた気がします(苦笑)。

 それにしても違和感アリアリだったのが、これが本当に結婚会見だったのかということ。幸せ絶頂にいるはずの新婦にあまりにも笑顔がなかった……」

 10月26日、婚姻届が受理された後に都内のホテルで結婚記者会見を開いた小室圭さんと眞子さん。しかし、冒頭で情報番組ディレクターが感想を述べたように、おめでたい雰囲気は感じられずにピリピリした空気に包まれていた様子は、テレビ画面を通しても十分すぎるほどに伝わってきた。

 この日の午前中、長年暮らした赤坂御用地の秋篠宮邸を発つ前に、秋篠宮ご夫妻と佳子さまに見送られた眞子さん。最後に姉妹がハグする姿に心打たれた国民も多かったことだろう。

「皇族としてでなく、ありのままの姉妹の姿にネット上では“泣ける”“切ない”などの声とともに、“おめでとう”“お幸せに”と祝福する声も多く見受けられました。小室家の“借金問題”が表面化して以降は、結婚反対や破談を声高に叫ぶ“反対派”ばかりが目立っていましたが、実際には眞子さんの“味方”もいたということでしょう」(ネットニュース編集者)

結婚賛成が6割を超える現状

 結婚直前に実施されたANN(テレビ朝日系グループ)の世論調査によると、結婚を「お祝いしたいと思う」が61%に上り、「思わない」の24%を大きく上回ったとしている。他媒体の調査でも同様に、眞子さんらを応援する肯定派が反対派を上回っている現状がある。

 前出のディレクターは「局としてこれを無視するわけにはいかない」と、番組制作における事情を明かす。

「言い換えれば、“大多数の視聴者が2人の結婚を認めている”とも言えるわけで、ならば応援する内容に傾くのは自然のこと。その方がより視聴率が見込めます。

 もちろん、週刊誌で報じられてきた佳代さんの遺族年金不正受給疑惑などの金銭トラブルはインパクトが強く、視聴者の興味を引きやすい案件です。でも、佳代さんの元婚約者が訴えた“借金問題”とは違い、それ以外はあくまでも疑惑止まりでおいそれと放送するわけにはいきませんよ」

 10月6日、フリージャーナリストが遺族年金や傷病手当金等を不正受給したとして、佳代さんを詐欺容疑で刑事告発したことが一部ネットニュースで報じられたが、東京地検は“証拠不十分”として告発状を返送している。やはり、この顛末もテレビで放送されずじまいだった。