『明日には愛の光 ~獄夜に輝く復讐の刃~』

 悲惨な結婚生活をおくるヒロインを描いたサスペンス漫画、『明日には愛の光 ~獄夜に輝く復讐の刃~』が、現在電子書籍にて全話配信され話題になっている。

 作者は、73歳のベテラン漫画家、井出智香恵さん。少女漫画の黎明期にデビューし、現在の「レディコミの女王」としての地位を築くまで実に50年以上、第一線で活躍し続けている人気漫画家だ。

 井出さんの執筆原稿枚数は約10万枚といわれるが、中でも1989年から『週刊女性』にて連載された『羅刹の家』は、嫁姑の激しい戦いを描いて人気となり、テレビドラマ化もされた。

 そんな井出さんが、32年ぶりに『週刊女性』に戻り、描いてくれた作品が、この『明日には愛の光 ~獄夜に輝く復讐の刃~』だ。「今でも、いくらでもお話を思いつくんです。今回も絶対面白くしますよ!」という井出さんの言葉通り、過酷な嫁いじめと、先が読めない展開の面白さで、連載中から話題の作品となった。

 ヒロインは、夫とその両親と同居中の曽根村莉子、29歳。莉子は、結婚したことを激しく後悔する日々をおくっていた。婚家の曽根村家は不動産業を営み裕福だが、性的なことばかり考えている夫には女子高生の制服を着せられ、横暴な義父とドケチな義母からは毎日奴隷のように扱われていた。

『明日には愛の光 ~獄夜に輝く復讐の刃~』

 自由を奪われ、生きることに疲れ切っていた莉子であったが、ある日、隣に高田家が越してきたことで、生活に変化が訪れる。特に、高田家の自営業者の長男は、何かと莉子に親切にしてくれて、ふたりの距離は徐々に縮まっていく。

『明日には愛の光 ~獄夜に輝く復讐の刃~』

 しかし、なぜか高田は、密かに曽根村家に盗聴器を仕掛けるなどの動きを見せ、ついには莉子は曽根村家の人々に命を狙われる事態に陥る。

 一見親切な隣人、高田は何者? そして莉子の運命は――? 予測不能で衝撃的な結末まで、息をつかせない極上のサスペンス作品となっている。

 漫画家デビュー以来ずっと、井出さんのペンは女の愛と苦しみを描き、その思いに寄り添い続けてきたが、本作の読後、読者は、73歳になった井出さんのその眼差しが増々慈しみ深くなり、ストーリーテラーとしても一層冴えわたっていることに驚かされるに違いない。

 そして、本作で莉子が抱えていた苦悩は、次の作品『明日には愛の光2 ~鬼子母神と契約した女~』の主人公・高橋澄子へと受け継がれる。この作品では一転して、凶悪犯罪により大切な一人娘を殺されたシングルマザーの苦しみと闘いが描かれる。
母としての壮絶な苦悩を、井出さんの眼差しは、どうとらえるのか。こちらも必読の作品だ。

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