「ショウヘイ・オオタニ!」

 日本中が注目した米・メジャーリーグのMVP発表。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、見事“満票”でア・リーグのMVPに輝いた。

「打者としては並み居るスラッガーと最後までホームラン王を争い、投手としては9勝を記録。“二刀流”の活躍は世界中の野球ファンの心を鷲掴みにし、アメリカでも大きな旋風を巻き起こしました。MVP選出は発表前から確実視されていましたが、日本人としては'01年のイチローさん以来、満票での選出は日本人初の偉業ですよ」(スポーツ紙記者)

大谷翔平選手の父親が語った息子のこと

 選手間投票による『年間最優秀選手』や『コミッショナー特別表彰』など、今シーズン手にした栄誉は数知れず。漫画から出てきたようなスーパースターの活躍に多くの人が勇気を与えられているが、週刊女性は7月に、彼を育てた両親の“親心”を耳にしていた。

「“二刀流”は本人がやりたいから、優先させました。でも、本音を言えば心配ですよ。休みながらやってほしいな、とか」

 そう語ったのは、自身も野球経験者であり、少年野球の監督も務めた大谷の父。厳しさを知った上で、息子の決意をこう振り返った。

「“早くアメリカに行って、どこまで自分の力が通用するのかやってみたい”と言ってメジャーに挑戦しましたけど、今思えば正解かなと。やっぱり、選手としては1年でも長くプレーしたいものだし、サラリーマンみたいに定年が決まっているわけじゃありませんからね」

 心配の声を漏らしながらも、前人未到の記録を次々と打ち立てる息子を誇らしく語った父。

 母もまた、大谷を献身的に支えてきた。オフシーズンには、帰国した息子の住むマンションに手作りの料理を冷凍して持って行くこともあるそう。父にそのことを尋ねると……。

「よく知ってますね(笑)。外食でコロナに感染したら困るし、妻は健康に気を遣ってますから。翔平の身体が心配なんですよね」

 もともと焼肉屋でパートとして働いていた母だったが、アメリカに渡る息子を全面的にサポートするため、体制を整えたという。

「翔平がアメリカに行くときだったかな。バックアップするため、やることも出てくるだろうからパートは辞めました」(大谷の父)

 11月15日の会見では家族を持つことについて問われ、

「特に考えていないですかね。よきタイミングでというか。まぁそうなるようにしかならないものだと思っているので。今のところまだまだ先じゃないかと思っています」

 と口にした大谷。彼のそばには、誰よりも心強い“MVP級”の家族の支えがあった。