【節約術3】防災用の食品で手抜きする

 天気が悪くて買い物に行きたくない、帰宅が遅くなってご飯作りが面倒。そんなときは家にある防災用の備蓄食で手抜きする。

「買い置きの食材があればそれを使いますが、ないときは、防災用のツナ缶や板チョコ、シリアルなどの備蓄食を使います。備蓄食は長い間使わないと劣化するので、たまに料理に使って、その分を補充すると、無駄にならないし効率的ですよね

 例えば、板チョコを電子レンジで溶かしてプレーンシリアルにかけて混ぜて簡単朝食に。また、パンにマヨネーズ入りのツナをのせ、トースターで焼いて好みでカレーパウダーをかけると立派なお惣菜パンに変わる。どちらもとても簡単で手間いらずだ。

これで60円!「ツナマヨパンはカレー粉の香りが食欲をそそります。余ったスライスチーズやハムものせればクロックムッシュ風に」
これで60円!「ツナマヨパンはカレー粉の香りが食欲をそそります。余ったスライスチーズやハムものせればクロックムッシュ風に」
【写真】月5万円で生活する紫苑さんの愛用100均アイテム

 ちなみに、ときどき焼き鳥屋さんで焼き鳥をテイクアウトすることもあるという紫苑さん。これも手抜き料理に使う。

「貧血予防や鉄分補給のためにレバーを食べたいけど、わざわざスーパーで生レバーを買って調理するのは面倒ですし、食べ切れない場合も。だから焼き鳥のレバーを買ってどんぶりの材料にします。効率的で無駄がないのでおすすめです」

1杯たった100円!「レバー焼き丼は白ご飯の上にもやし炒めと串からはずしたレバーをのせ、大葉やカイワレを散らして仕上げに七味唐辛子や山椒をふります。豪華な一品になりますよ」
1杯たった100円!「レバー焼き丼は白ご飯の上にもやし炒めと串からはずしたレバーをのせ、大葉やカイワレを散らして仕上げに七味唐辛子や山椒をふります。豪華な一品になりますよ」

【節約術4】讃岐うどんと比べて無駄買いなくす

 讃岐うどんで有名な香川県は、県民の貯蓄高が国内の上位にランクイン。その理由は、何を買うにしてもうどんの値段と比べるからだとか。讃岐うどんは1杯100円ほど。例えば1000円の安くてキュートなTシャツがあったとしても、同じ金額でうどんなら10杯も食べられると考えるのだ

「買い物のときに、いちいちこれはうどん何杯分かを考えると無駄買いが減りそうですよね。ぜひまねしたい節約ワザです」

イラスト/伊藤和人
イラスト/伊藤和人

■紫苑さんの節約参考本はコレ!

・『激せまキッチンで楽ウマごはん』草野かおる著(ぴあ)
「手間暇かけず、パパッと簡単に作れる料理のレシピがいっぱい載っています。ヘルシーでコスパがいいので、とても役に立っています」

『激せまキッチンで楽ウマごはん』草野かおる著(ぴあ)※記事の中の写真をクリックするとAmazonの詳細ページにジャンプします

・『OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住』奥平眞司著(誠文堂新光社)
「少ない生活費で暮らす知恵がいっぱい詰まっています。こんな若い男性でもこれだけ節約して楽しく生活できているのだから、自分にもできるはずと思って参考にしています」

『OKUDAIRABASE自分を楽しむ衣食住』奥平眞司著(誠文堂新光社)※記事の中の写真をクリックするとAmazonの購入ページにジャンプします