集英社が毎年夏に開催しているコミックスフェア「ナツコミ2026」が7月1日にスタートした。今年は対象コミックスを購入すると、『ONE PIECE』や『SPY×FAMILY』など人気作品の描き下ろしイラストを使用した全22種類の「メタキラカード」(片面に光沢のある仕様)がもらえることから大きな話題に。しかし、その人気が思わぬ混乱を招いていて……。
「自分で選ばせろ!」無料配布の弊害
フェア開始直後からフリマアプリでは特典カードの出品が相次いだ。なかでも『ONE PIECE』のメタキラカードは1枚5000円超で取引されるケースがあるほか、100枚セット約90万円、300枚セット約160万円という高額出品も確認されるなど、特典人気は過熱している。
その一方で、書店では特典の配布方法をめぐるトラブルが続出。一部店舗では配布中止や警察への通報にまで発展する異例の事態となった。
島根県の今井書店大田店は7月1日、公式Xで、
《ナツコミの特典配布ですが、ルールをお守りいただけないお客様が多くいらっしゃいましたので、急遽特典の配布を中止いたしました》
と発表。投稿には、
《いい判断だと思う》
《ルールを守れない人のせいで楽しみにしていた人まで迷惑を受ける》
など、書店の対応を支持する声が相次いだ。
そこで週刊女性PRIMEは、同店の担当者に詳しい経緯を聞いた。
「配布の再開は今のところ考えていません。今井書店は12店舗ありますが、そのうち大田店と出雲店の2店舗が配布を中止しています。どちらも再開のめどは立っていません」
特典の配布方法については集英社から各書店の判断に委ねられているという。同店ではレジでの混雑を避けるため、客が絵柄を選ぶ方式ではなく、透明の袋に入れたカードを中身が見える状態で店側が手渡すルールを採用していた。
「選ばせるとレジがごった返してしまうので、あらかじめこちらで決めたカードをお渡ししていました。すると『ワンピースのこのカードが欲しい』『自分で選ばせろ』というお客様がいて、店舗では対応できないと説明して、その場はなんとか収まりました」
大田店は6月24日にオープンしたばかりの新店舗だったこともあり、安全面を最優先して配布中止を決断したという。
「新店舗ということもあり、これ以上トラブルが大きくなって危険なことになるのは避けたいという判断でした。今年は例年と比べても異例でしたね。何十冊、何百冊と購入する人は今のところございません」






















