“バンドTシャツ”、持っている枚数は200枚

 しかし現在も映画にドラマ、舞台と引っ張りだこ。その振り切った演技はまず映画『KAPPEI カッペイ』で。自身の見どころを聞くと……。

おいらの出番はすべてくだらないシーンばかり。子どもたちを特訓しながら、キャバクラに行ったりしますから(笑)。小澤君いわく、師範は短いながら回想シーンに、やたらちょくちょく出てきてそれが腹が立つんだと。みなさんもぜひ劇場で大いに腹を立ててほしいですね(笑)

●古田といえば“バンドTシャツ”

 取材日も着ていたのはアメリカのバンド『レッド・ホット・チリ・ペッパーズ』のTシャツ。最近整理したというが、「持っている枚数は200枚くらいかな。奥さんからは“着ないものは捨てなさい”って言われるけど、全部着るんだから!」

C)2022映画『KAPPEI』製作委員会(C)若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルコミックス)
C)2022映画『KAPPEI』製作委員会(C)若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルコミックス)
【写真】大好きなド派手バンドTシャツを着てご満悦な様子の古田新太(56)
『KAPPEI カッペイ』1999年7月、世界は滅亡を迎える─。ノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく人里離れた地で修行に明け暮れる少年たち。しかし気づけば時は2022年。世界は滅亡の気配をみせず、師範はみんなに“解散”を告げる。その半生を修行に捧げてきた男たちは、右も左もわからぬまま大都会に放たれ……。3月18日(金)より全国東宝系にて公開。
古田新太(ふるた・あらた)'65年12月3日生まれ。'84年に劇団☆新感線の『宇宙防衛軍ヒデマロ』に出演し、以降劇団の看板役者に。舞台以外の映画やドラマなどにも精力的に出演し活躍中

《取材・文/小野寺悦子》